芙蓉の書-成均館スキャンダル屋根部屋のプリンス3days二次小説

JYJユチョン主演の韓国ドラマドラマ「トキメキ☆成均館スキャンダル」「屋根部屋のプリンス」「スリーデイズ(3days)」の二次小説ブログです。
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【成均館 二次小説】Me And Those Dreamin' Eyes of Mine - 122(パラレル)  

成均館スキャンダル連載

ドラマ版成均館スキャンダルの人物が登場する、現代パラレル二次小説です。ご注意下さい。

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“投企”とは、どう生きるかの意思表明だとサルトルは言った。
逃れられない他者の眼差しは、自分を縛り、また一方で、こちらの眼差しは他者を縛る。
だからこそ、当然行使すべき自由を行使することが、意思表明になり得るのだ。
今の状況と、どう向き合うのか。
向かい合った後、何を選択するのか。その選択によって、自分自身を未来に投げかけなければならない。
眼差しによって抑圧されていると嘆いているだけでは、奪われた自分は取り戻せないのだ。



「人生に意義を与えようとすれば意義がある」と言い切ったサルトルの生き様を、信じたい。
未来に自分自身を投企し続けたサルトルは、死ぬその瞬間まで希望を持ち続けたのだと信じたい。
ユニが人生に希望を見いだせず、世間のレッテルに負けたまま大人になるなんて、あんまりじゃないか。
世間に文句を言うことは出来る。
けれど、周りに変わって欲しいと願うより、自分自身が変わるんだ、社会を変えられるんだと考えるほうが、遥かに希望に満ちた未来だ。
「僕らも、“投企”しよう。ユニ、君が、絶対にサルトルの研究者になるべきだなんて言わないよ。だけど、弟の学費を稼ぐことだけに集中しないで欲しい。他の選択肢も考えてくれないか?」
ユニは小さく頷いた。
けれど、彼女の同意は、韓国に帰る選択を覆すほどじゃない。
ユニの心の揺れに配慮して、これ以上畳み掛けるのは終いにするべきかもしれないが、今、最後まで言わないと、一生言えない気がする。
男と女の友情だからこそ、この機を逃したら、純粋な気持ちが変にねじ曲がって伝わりそうだし、第一、己が、恋愛感情と絡めてしまいそうなのだ。
これは、愛の告白じゃない。
ユニのことは死ぬほど好きだ。
だけど、この気持ちは、恋愛より、もっと、ずっと、大きい。
人と人が結びついて、一緒に生きていく。互いを拠り所にして、高みを目指すその道に、恋愛なんてちっぽけな感情を絡めたくない。
「ずっと、哲学が楽しいから、このまま院まで進もうと思っていたんだ。でも、間違っていたよ。楽しく哲学を掘り下げても、“投企”したことにはならないだろう?命がけで学問を続けると、決意もしていないし、そもそも、そこまで考えてもいなかったんだ、僕は」
ユニがまた頷いた。
太腿に置いた両手をきつく組んでいる。指が合わさった場所が白くなって、血が溜まった指先は真っ赤だ。
彼女は、何を考えているのだろう。
怒りはないと思うが、痛いところを矢継ぎ早に突かれて、傷ついていてもおかしくない。
己はこんな言い方しかできないが、それに、一方的に希望を押し付けているのもわかっているが、このまま突っ走りたかった。
「ユニ、君に要求するだけじゃなくて、僕も“投企”するから、僕が怠けないか、道を誤らないか、そばで見守っていて欲しいんだ」
言い切った途端、体の力が抜けた。
ユニから視線を外して周りを見渡すと、さっきまで居たはずの他の客が見当たらず、広い空間がやけに寒々しい。
ユニは、太腿で組んでいた両手を解き、そっと息を吹きかけた。



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【作品名】Me And Those Dreamin' Eyes of Mine

【テーマ】 成均館スキャンダル二次小説  ソンジュン×ユニ  花の四人衆 

2016/12/12 Mon. 17:10  tb: 0   コメント: 1

コメント

・ 2016/12/13 17:02 |  | edit | 

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