芙蓉の書-成均館スキャンダル屋根部屋のプリンス3days二次小説

JYJユチョン主演の韓国ドラマドラマ「トキメキ☆成均館スキャンダル」「屋根部屋のプリンス」「スリーデイズ(3days)」の二次小説ブログです。
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【成均館 二次小説】Me And Those Dreamin' Eyes of Mine - 121(パラレル)  

成均館スキャンダル連載

ドラマ版成均館スキャンダルの人物が登場する、現代パラレル二次小説です。ご注意下さい。

- - - - - - - -

『聖ジュネ』は、サルトルが執筆した詩人のジャン・ジュネの評伝だ。
里子だったジュネは、大人にお前は泥棒を働いたと決め付けられる。
まだ、泥棒が何かも知らない幼さだったにも拘らず。
何処をどう切り取っても、不幸な少年時代としか形容できないのだが、ジュネは、その不幸の中で「みんなが僕を泥棒というのなら、泥棒になってやろう」と決意し、泥棒人生を歩み出す。

他人の眼差しによってされた規定された、泥棒の自分。
その泥棒の自分、即ち奪われた自分を、自らの意思と責任において、選択する。

似ているようで、ここには僅かばかりの差異がある。
後者には、自由がある。
自ら選択して、泥棒になったのだから。
最終的に、ジャン・ジュネは詩人となり、更には社会運動に身を投じて行くことになるのだが、ソンジュンもユニも、泥棒になったジュネと同じように“良家のお坊ちゃん”と“貧乏な家の子”人生を自由に於いて選択し、歩んできた。
だから二人も、これからは、ジュネのように、泥棒から抜け出し自らの新しい選択を模索すべきなのだ。
「ユニ、君が弟の学費を稼がなくてはいけない事情はわかっているつもりなんだ」
ユニの眉頭に力が篭った。
「それは、でも」
だがユニは、最後まで言わなかった。
どうにもならない環境ゆえの展望で、決して望んだものではないと反論したかったのだろう。
しかし、その選択すら、サルトルにかかれば、自由に於いて自ら選択した、と定義されてしまう。
それをわかっているから、ユニは何も言えないのだ。
「僕たちは、なりたい自分になる自由だってあるんだ」
ジャン・ジュネが社会問題に身を投じたように、サルトルもまた政治に身を投じたように、自分たち二人が、将来、いや今現在、社会に対して何かをすべきとは思わない。
二人の頭は、まだその為の尺度を持ち合わせていないし、政治に関わるだけが、正しい人生ではない。
では、自分たちは、これから、どんな風に生きていくべきなのか。
自らの実存が、全くの偶然でしかない、この世界で。



サルトルは、実存に必然性はないと言い切っているが、だからと言って、必然性を持つものが存在しないと論じたわけではない。
実存が偶然的だからこそ、自らの人生を自らの意思で必然にすべきだと謳ったのだ。
ソンジュンは、ユニとサルトルについて深く論じたことはない。
だが、彼女がサルトルを愛する理由は、これしかない。これは、ソンジュンの確信だ。
だからソンジュンは『嘔吐』を引用した。
『実存主義とは何か』にも、似た記述がある。
「人生は、それに意義を与えようとすれば意義があるのだ。まず行動し、企ての中に飛び込まなければならない。その後で反省をすれば、すでに賽は投げられたのであり、道は決まったことがわかる」

“投企”しよう。

今までのあれやこれやは前置きで、これこそが己が言いたかったことだ。
ユニが、きっ、とこちらを睨んだ。
でも、ソンジュンにはわかっている。
彼女は、苛立って睨み返したわけじゃない。
人生への挑戦を突きつけられて、奮い立ったのだ。



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【作品名】Me And Those Dreamin' Eyes of Mine

【テーマ】 成均館スキャンダル二次小説  ソンジュン×ユニ  花の四人衆 

2016/12/08 Thu. 16:50  tb: 0   コメント: 0

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