芙蓉の書-成均館スキャンダル屋根部屋のプリンス3days二次小説

JYJユチョン主演の韓国ドラマドラマ「トキメキ☆成均館スキャンダル」「屋根部屋のプリンス」「スリーデイズ(3days)」の二次小説ブログです。
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【成均館 二次小説】手をつないで - 38(感謝企画)  

成均館スキャンダル連載

「君が、青壁書だったのか!」
我を忘れて叫んだ後に、ソンジュンは顎を引いた。
ジェシンが青壁書を捕まえたのは本人から聞いていたが、どんな人物か問うても、「すぐに奴を引き渡してしまったから、俺は知らない」の一点張りだった。
「一度見逃したものの、王宮からの、ほぼ王命に近い命が出たから嫌々捉えたのだ」とも言っていた。
成均館では、ここの儒生に違いないと博士同士で目を光らせていたから、ソンジュンからもジェシンに打診していたが、その度に、うんざりした顔をされた。
曰く、武官は、必ずしも成均館に従わなければならないわけじゃない、と。
赤壁書だったジェシンが青壁書の肩を持ちたがるのは、よく分かる。
青壁書を捉える前も捉えた後も、そう思っていたのだが、彼が、ソンジュンの追求をのらりくらりと躱した理由が、実は青壁書は女人だったからだとは、想像だにしていなかった。
「ごめんなさい」
ひどく小さい女人の声で、キム・ヨンミは謝った。
「あなたは、私より大胆だわ。私は、目立たないようにと、ずっと小さくなっていたもの」
ユニは、キム・ヨンミの背中を擦りながら、慰める。
「キム・ユニ、君は知っていたのか?」
ソンジュンの問いに、ユニは静かに首を横に振った。
「ううん、知らなかった。もう、そんなに怒らないでよ。怖がっているでしょ?唯でさえ、普段から儒生に怖がられているんだから」
「怒ってなどいない」
「怒ってます」
夫婦の押し問答に、王がくすりと笑った。
「相変わらず、仲は良いのだな。安心した。朝鮮の繁栄のためにも、イ家の世継ぎを早く産んでもらわなければならないからな」
楽しげな王は、続けてユニとキム・ヨンミに疑問を投げた。
「キム・ヨンミ、そなたはキム・ユンシク博士が女人だと気付いていたのか?キム・ユニ、キム・ヨンミが青壁書だと知っておったのか」
キム・ヨンミは、床に額を擦り付けんばかりの勢いで低頭し
「ここでキム・ユンシク博士とイ・ソンジュン博士にお会いするまで存じませんでした」
と答えた。
ユニも、「知らなかった、成均館の儒生と知っていたら、真っ先に王の前に馳せ参じて許しを請うた」と低頭する。
ソンジュンも、慌てて頭を垂れた。
驚きが重なり過ぎて、まず王に許しを請うという基本が、すっかり頭から抜けていたのだ。



王は、自ら酒を杯に注いで、それを口に含んだ。
「別に立腹しておらぬ」
顔を上げたソンジュンの視線の先で、王は顔をほんのりと赤らめている。
ユニやソンジュンが来る前から、酒を嗜んでいたのだろう。少し暑そうに、扇子を手に取った。
王だけが全てを知っていて、種明かしの機会を狙っていたに違いない。
二人が到着したときからの上機嫌も、これで説明がつく。

――しかし、この種明かしの楽しみのためだけに、わざわざ夜闇に紛れる時刻に、山奥まで三人を呼び寄せるのは、度が過ぎているのではないか。
いや、王は先刻、キム・ヨンミは乳母になると言っていた。
そうだ、乳母だ。その話で、二人はここにいるのだ。

ソンジュンが、王の手元を見つめながら思いを巡らしている最中、王は、ソンジュンの心を読んだかのように、口を開いた。
「今夜は、王命があるのだ」
「王命!?」
ユニとソンジュンは揃って甲高い声を出した。
王は、ますます楽しげに扇子を仰ぐ。
この王は、どこまで人を振り回せば気が済むのだろうと、眉が寄り、眼光が鋭くなりそうなのを、床を見つめることで、必死に誤魔化す。
「イ・ソンジュン博士、キム・ユンシク博士、そんなに嫌がるな。キム・ヨンミへの王命だ」
ユニの隣のキム・ヨンミが、ひゅん、と息を鋭く吸った。
一旦収まったかに見えた震えが、また蘇り、見かねたユニがキム・ヨンミの手を握る。
王は、何故、皆はそんなに王命を嫌がるのか、と口を尖らした。
だが、すぐに扇子でキム・ヨンミを指し、また弾むような声に戻って、キム・ヨンミに王命を下した。
「もう既に話したが、キム・ヨンミ、然るべき時が来たら、そなたはイ家の乳母として務めるように」



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【作品名】手をつないで

【テーマ】 成均館スキャンダル二次小説  ソンジュン×ユニ  花の四人衆  一ヶ月感謝企画 

2017/12/11 Mon. 17:10  tb: 0   コメント: 0

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