芙蓉の書-成均館スキャンダル屋根部屋のプリンス3days二次小説

JYJユチョン主演の韓国ドラマドラマ「トキメキ☆成均館スキャンダル」「屋根部屋のプリンス」「スリーデイズ(3days)」の二次小説ブログです。
『目次』、『小説のテーマ』または『ランキング』からお進み下さい。
また、大人小説(R18)の閲覧はご自身のご判断でお願い致します。

> > 【成均館 二次小説】手をつないで - 37(感謝企画) > > 【成均館 二次小説】手をつないで - 37(感謝企画)

スポンサーサイト  



上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。



↓ランキング参戦中です。画像をポチっと応援宜しくお願いします
にほんブログ村 小説ブログ 韓ドラ二次小説へ
拍手するLINEで送る


【作品名】スポンサー広告

【テーマ】

--/--/-- --. --:--  tb: --   コメント: --

【成均館 二次小説】手をつないで - 37(感謝企画)  

成均館スキャンダル連載

顔を見せたヨンミの瞳は、涙で盛り上がっていた。
これには、ソンジュンもたじろいだ。
ソンジュンの想像以上に、この少女は追い詰められている。
「キム・ユニ、そなたが欲しているのは、普通の乳母ではないことは、百も承知だ。ヨンミを見給え、まだ婚礼も済んでいない少女が、赤子に乳を与えられると思うか?」
相変わらず上機嫌の王は、笑顔を崩さない。
しかし、ユニはソンジュン同様、強張った表情を保ったままだ。
「私はまだ子を身籠っておりません」
「それは、わかっておる。だが、今、そなたとキム・ヨンミを引き合わせる理由が、私にはあるのだ。子を身ごもる前に、な」
ユニは、床をじっと見つめていて、まだヨンミの顔を見ていない。
あからさまに焦れた声で、王は、もう一度促した。
「少しは、キム・ヨンミと話をしたらどうだ」
ユニは、小さく肯定の返事をすると、横を向いた。
ヨンミもユニに顔を向ける。
彼女は、両手を大きく震わせ、眉頭には力を込めて、泣くまいと必死だ。
事情があるらしい王だけではなく、初めて会ったソンジュンやユニにも怯えている。
こんなにも恐れられる理由が己等にあっただろうかと、ソンジュンは考えを巡らせたが、殆どの日々を成均館と屋敷の往復に費やしている二人に、新しい出会いなどなく、縁のある人物は、ソンジュンの知る限り、"キム・ヨンミ”には繋がらなかった。



「あっ」
ユニが小さく声を上げた。そして、震えるキム・ヨンミの手を両手で包んだ。
「あなたは、キム・ヨンハク儒生ですね」
「えっ?」
ソンジュンが高い声を上げる。
「やっと気がついたか!」
王は、膝を打って喜んだ。
「キム・ヨンハク儒生。本当の名前は、キム・ヨンミなんだね。怖がらなくても、私達は、成均館から追い出したりしないよ」
さめざめと泣き出したキム・ヨンミの背中を撫でながら、ユニは優しく言い聞かせる。
なんとか成り行きを理解したソンジュンは、ユニに問いかけた。否、思考が混乱していて、誰に問いかけたかも分からなかった。
「成均館に、ユニの他に、もう一人女人がいるのか?」
「イ・ソンジュン博士は気づかなかったでしょう?私は、儒生の中に女人がいるって気付いていたわ」
ユニは、手をキム・ヨンミの背中に置いたまま、ソンジュンに告げる。
王は、
「では、知らぬふりをしていたのか?」
と、豪快に笑う。
ユニは、
「こんなに怖がっています。彼女に、何を仰られたのですか」
と、非難めいた口をきいた。
「女人の身でありながら科挙を受けたことも、成均館で学んでいることも、青壁書であることも、咎めたことはないぞ」
そう声に出して、くっくと笑った王は、文机の隣の卓に置かれた酒を、一気に煽った。



↓ランキング参戦中です。画像をポチっと応援宜しくお願いします
にほんブログ村 小説ブログ 韓ドラ二次小説へ
拍手するLINEで送る


【関連作品】

【作品名】手をつないで

【テーマ】 成均館スキャンダル二次小説  ソンジュン×ユニ  花の四人衆  一ヶ月感謝企画 

2017/11/24 Fri. 15:16  tb: 0   コメント: 0

コメント



コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://soytea.blog.fc2.com/tb.php/1048-0fe7417d
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

最新記事

目次

テーマ一覧

更新情報 配信中

プロフィール

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。