芙蓉の書-成均館スキャンダル屋根部屋のプリンス3days二次小説

JYJユチョン主演の韓国ドラマドラマ「トキメキ☆成均館スキャンダル」「屋根部屋のプリンス」「スリーデイズ(3days)」の二次小説ブログです。
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【成均館 二次小説】手をつないで - 36(感謝企画)  

成均館スキャンダル連載

二人が通された部屋で、王は胡座をかいて寛いでいた。
「よく来た。ここでは、堅苦しい話はせぬ」
王の前には文机、背後には、豪華絢爛な屏風があるだけだ。
これが実の父親ならば、ソンジュンも、文机を隔てて腰を下ろしただろう。
だが、別邸での謁見は初めてである上に、ここでの礼儀もわからず、二人して膝をついて頭を垂れるのがやっとだった。
王は、
「顔を上げて左を見よ」
と、さして作法を気にする様子もなく、促した。
素直に頭を上げて顔を傾けた二人の視線の先には、少女が座っている。
緊張で気が付かなかったが、ソンジュンの隣のユニの、その隣に、少女が王に向かって頭を垂れていた。
「そなたも顔を上げよ」
王の言葉に彼女も顔を上げたが、彼女もソンジュンやユニ同様、何も言わなかった。



「乳母を紹介すると言っただろう。私は約束は必ず果たす男だ。夜中に呼ばれて不愉快だろうが、宮廷で話せる話ではないから、許しておくれ。成均館のイ・ソンジュン博士、キム・ユニ博士」
キム・ユニ博士?
隣のユニも前のめりになったが、口を開けたのはソンジュンのほうが早かった。
「今、誰と仰いましたか」
「イ・ソンジュン博士とキム・ユニ博士。乳母には全てわかってしまうのだ。今、隠しても仕方のないことだ。最も、君達がここに来る前に、全て話してしまったが」
「しかし」
ソンジュンは、これ以上は言葉が続かず口を噤む。
だが、イ家の事情、それも門外不出であるキム・ユンシクとキム・ユニにまつわる秘密を、ソンジュンやユニに断りもなく話すなぞ、到底承服できる話ではなかった。
もし、女人が成均館の博士を勤めていると、広く世の中に知れ渡ってしまったら?
万が一にも事が荒立った時、王は、二人を切り捨てれば済むが、イ家とキム家は、二度と政に関われない。
周りの両班の反発も激しくなることだろう。
イ家もキム家も、この結婚が引き金となって廃れてしまうわけにはいかないのだ。
「キム・ヨンミ、そなたは、キム博士とイ博士の口外するか?そなたのせいで、世に広く二人の秘密が知られてしまうようなことはあるか?」
「決してそのようなことにはなりませぬ」
キム・ヨンミと呼ばれた少女は、おどおどと首を振る。そして、ユニやソンジュンと目を合わせるのを避けるように、俯いてしまった。
「二人によく顔を見せるのだ」
王はどこか楽しそうである。声も弾んでいる。
対して、キム・ヨンミは、袖から伸びる手はブルブルと震え、これから王に取って食われんばかりの怖がり様である。
彼女の髪は、短かった。
細布で誤魔化しているが、毛先が背中に届くか届かないかの黒髪は、女人にしては極端に短い。
これは、ユニがそうやって髪の短さを誤魔化していたから気がついただけで、もしこの方法を知らなかったならば、女人の事情に疎いソンジュンは、何も感じなかったに違いない。
髪を売ったのだろうか。
王は、貧しい家の娘を呼びつけて、その家を脅しているのだろうか。
借金の形に売り飛ばされそうになったユニの話を思い出す。
ソンジュンは、こんな形で、乳母を向かい入れるつもりはない。
一方で、この少女は不憫だ。
不機嫌が折り重なって、心の中は平穏とは言い難いが。
「僕たちを怖がることはありません。顔を見せていただけませんか」
何か不幸な事情があるのなら、乳母として引き取ると言って、助けてやることも出来るだろう。
ソンジュンは、体は王に向けたまま、少女に声をかけた。



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【作品名】手をつないで

【テーマ】 成均館スキャンダル二次小説  ソンジュン×ユニ  花の四人衆  一ヶ月感謝企画 

2017/11/20 Mon. 17:27  tb: 0   コメント: 0

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