芙蓉の書-成均館スキャンダル屋根部屋のプリンス3days二次小説

JYJユチョン主演の韓国ドラマドラマ「トキメキ☆成均館スキャンダル」「屋根部屋のプリンス」「スリーデイズ(3days)」の二次小説ブログです。
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【スリーデイズ 二次小説】こっちに来るな!  

3days(スリーデイズ)読切

ドラマ最終話のネタバレを含んでいます。ドラマを未視聴の方は、ご注意下さい。

- - - - - - - -


警護官の同期、パク・サンギュ。
このお調子者は、ボウォンにも愛想笑いを振りまいて、彼女にアドバイスと称する無駄なご高説を垂れている。
素直なボウォンは、サンギュとこんな話をしたと事細かに教えてくれるから、今のところ被害は最小限に食い止められているのだが。
別チームに所属しているサンギュは、仕事帰りに青瓦台に寄ったボウォンと、よく遭遇するらしい。
こちらの警護が終わりカフェへ彼女を迎えに行くと、ボウォンではなく何故かサンギュが「待っていたわ」と女言葉で手を振ったりする。
彼の冗談でくすくすと笑うボウォンは可愛い。
が、面白くはない。
ここのところ、二人はどんどん打ち解けている。
「友人に彼女を紹介するのは、普通のことだろ?お前が紹介してくれないから、俺から話しかけてるんだよ」
確かにサンギュの言い分は間違ってはいない。
しかし、行き過ぎたホスピタリティの発揮は、正直遠慮願いたい。
特に、ありもしない話を彼女に吹きこむのは。



サンギュと別れ、テギョンの運転で部屋へ向かう車中で、助手席に座るボウォンが体をこちらに向けた。
「テギョンさん、吊り橋効果って知ってる?」
明日、テギョンは夕方からのシフトだ。
ボウォンも午後からの出勤だから、久しぶりにゆっくり二人で過ごせるのに、彼女はか細い声を出している。
「パク・サンギュが、また変なことを言った?」
テギョンはそう答えながら、ブレーキを踏んでハンドルを左に回した。
対向車を目で追いながら彼女の返事を待つが、ウインカーの規則正しい音が響くだけで、返事がない。
車の流れが切れたタイミングでアクセルを踏み込むと、ボウォンは口を開いた。
「そうじゃないんだけど……二人はお似合いですね。映画のスピードみたいですって言われた」
そう言えば、昼間、同じことを奴の口から聞いた。
男のくせに他人の恋愛に何故こうも興味を持てるのか。
冷ややかにうるさいと答えたら、彼は、お前はつまらない奴だと、頬を膨らませてむくれていた。
「ああ、僕も言われた」
「だから、テギョンさんは、吊り橋効果を知ってる?」
ボウォンの問いに頷きながらも、この話の流れには不自然な“だから”が引っかかった。
「あいつは、吊り橋効果の話もした?」
「ううん、スピードみたいって言っただけなんだけど」
「あいつなりの褒め言葉かと思った」
「そうなんだけど、ね」
吊り橋効果とは、男女が非日常的な緊張感を共有すると恋愛感情が生まれるという、些か説得力に欠ける心理学の説だろう。
小学生の頃に観た映画だからうろ覚えだが、確かに映画のスピードは、ド派手なアクション映画で、最後に二人は結ばれていた記憶がある。
吊り橋効果と言われれば、そうなのかも知れない。
映画に例えて褒められたところで嬉しくはないが、一方でこんな風に食いつくほど問題になることだろうか。
ちょうど信号が赤に変わり、隣を見やった。
ボウォンは、テギョンが右を向くと同時にシートに座りなおして、窓の外に視線を投げた。
「スピードではハッピーエンドだったけど、スピード2で二人は別れたの」
自分たちがスピードのカップルに似ているのなら、そのうち別れるんじゃないかと言いたいらしい。
――あいつ、また余計なことを言いやがって。
窓の外は、ボウォンにとっても見慣れたビルが並んでいる。
熱心に眺めるような景色でもないのに、彼女は、頭をシートに預けて、照明で光るビルを見つめていた。



信号が青に変わった。
再び動き出した前の車のテールランプを追ってアクセルを踏みながら、
「僕は、違う」
と告げた。
あの時、誰かを思いやる余裕がなかった。
誰かを愛するなんて、なおさら。
「君だけが、僕を信じてくれた」
自棄酒に走ることも、大声で喚くことも出来ないぐらい追い詰められていた心に、するっと入り込んだボウォン。
「だから、今度は僕が君を守りたい」
ボウォンは何も言わなかった。
だが、やたらと前髪に触る彼女を横目で確認して、テギョンは、ああ機嫌が直ったと安堵した。



テギョンは、笑顔でまな板に向かうボウォンをキッチンに残して自室に入り、サンギュに電話をかける。
悪意がない人間ほど、手に負えない。
折角ボウォンとゆっくり過ごせる時間が持てたというのに、彼の調子の良い一言で、台無しになるところだった。
「おい、パク・サンギュ」
サンギュは、電話の向こうで、明日の朝早いからこれから寝るんだけど、とぶつくさ文句を垂れている。
こちらとて、長話をするつもりはない。
「明日殺す」
途端に喚きだした声を無視して、停止ボタンをタップする。
すぐにけたたましく電話が鳴ったが、テギョンはベッドの上にそれを放り投げた。
これ以上こいつに邪魔をされるなど、冗談じゃない。
制服のネクタイに指をかけて、ふうと息を吐きだした。
キッチンから響く包丁のリズミカルな音が、警護の緊張で張り詰めていた体を緩めてくれた。


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パク・サンギュくん

ヨジャ?巡査?

やっぱりね~

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【作品名】こっちに来るな!

【テーマ】 3days(スリーデイズ)二次小説  テギョン×ボウォン 

2015/03/01 Sun. 14:06  tb: 0   コメント: 13

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