芙蓉の書-成均館スキャンダル屋根部屋のプリンス3days二次小説

JYJユチョン主演の韓国ドラマドラマ「トキメキ☆成均館スキャンダル」「屋根部屋のプリンス」「スリーデイズ(3days)」の二次小説ブログです。
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> どこってことないけど(ソンジュン編)

どこってことないけど(ソンジュン編) 一覧

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【成均館 二次小説】どこってことないけど(ソンジュン編) - 上  

成均館スキャンダル連載

今日の講義は、格別に手強かった。
チョン博士が、予定より講義の進行が遅れているからと、普段の倍の早さで進めたからだ。
彼は最後に、次回もこの調子だ、と爆弾を落として明倫堂を出たため、儒生たちは、いつもの二倍の復習と二倍の予習をせざるを得なかった。
流石のジェシンも、危機感を覚えたのだろう。先程まで中二房で大人しく文机に向かっていた。
そして、やっとのことで書物を読み終えると、重苦しい息を吐いて、出て行った。
ソンジュンだけは、年少より培った知識と元からの頭の出来の良さが功を奏して、淡々と儒生の義務をこなしてしまい、今は他の書物を読んでいる。
「まだ本を読む気力があるんだね」
ユニは、文机に突っ伏して、ため息を吐いた。
「そんなに疲弊するほうが不思議だ」
ソンジュンが高く積み上げた書物が、文机に頭をのせたユニの視線を遮っている。
だから彼女には彼の顔が見えないのだが、きっと、彼は眉をぴくりとも動かさず、真顔で言ったはずだ。
恋人同士になっても、彼の鼻に付く物言いは変わらない。
もしかしたら、嫌味を言っているつもりはなく、本当に不思議なのかもしれないが。
ユニとソンジュンを隔てている書物の重なりは、ユニの机の上のそれと比べると、倍の高さだ。

どうしたって、イ・ソンジュンには敵わない。

男女の別など何処吹く風の彼女も、彼だけは敗北を認めざるをえない。
しかし敗北は、少しばかり誇らしい気持ちも、彼女の中に芽生えさせた。
彼女の恋人は、誰もが認める立派な君子だ、と。
「力が出ない」
ユニは、呟いた。
こんな時は、いつにも増して胸元の圧迫感が堪えた。
他の女人のように、胸を程よく包み隠すわけではなく、なるべく平にしようと晒を縛り付けているから、唯でさえ息苦しい。
チョソンの下着みたいな可憐な刺繍があしらわれていれば、身につける楽しみもあるのだが、彼女の晒は切りっぱなしの味気ないものなので、益々、息が詰まる思いがした。
「そろそろ寝よう」
ソンジュンが立ち上がり、ユニも続いて、のろのろと体を起こした。
彼は軽々と布団を敷き始めた。
ユニは、青い快子(ケジャ)を脱いで、胸をきつく縛る晒をこっそりと緩めた。
襟も少し持ち上げて単衣をゆったりとさせると、体中に血が行き届き、生き返った心地がした。



「寝ないの?」
布団の上で本を広げたソンジュンに、ユニが聞いた。
「僕はもう少し、本を読むよ」
彼は、疲労困憊したユニを早く寝かせてやりたくて布団を敷いた。
だが、彼自身は、読みかけの本を、きりの良いところまで読んでしまいたかった。
「何を読んでいるの?」
「この前の休みに買った、清国の書物なんだ」
ソンジュンは、隣りに座ったユニも読めるように、本を横にずらす。
ユニは、ソンジュンの左腕に、彼女の右腕をぴったりとくっつけた。
「面白い?」
「うん、面白いよ」
彼は、頁を戻して、彼が興味を惹かれた記述を指で示した。
「こことか」
「ここ?」
彼女の指も、同じ箇所に置かれる。
ソンジュンが同意を求めようと、ユニの視線の高さに体を落とした。
しかし、彼の視線は、彼女の顔を滑り落ち、襟元で止まった。
彼女の襟は、いつもより緩んでいた。
ソンジュンの視線は、誘われるように、襟の奥に走る。
そこは、彼女が普段堅く守っている女人の証が、ちらりと覗いていた。
過去に一度だけ、川で溺れた彼女を助けた時に、見てしまったことがある。
けれど、あの時見た彼女の胸は、もっと締め付けられていた。
今、彼の目に映る胸は。

ふっくらとしていて、柔らかそうで、谷間も深くて……。

ソンジュンは、ごくり、と喉を鳴らした。
いつまでもじろじろと見ていては、ユニに変に思われる。
「いつもと、違う感じがする」
彼はそう言って、姿勢を正した。
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【作品名】どこってことないけど(ソンジュン編)

【テーマ】 成均館スキャンダル二次小説  ソンジュン×ユニ 

2014/05/27 Tue. 21:14  tb: 0   コメント: 0

【成均館 二次小説】どこってことないけど(ソンジュン編) - 下  

成均館スキャンダル連載

「いつもと、違う感じがする」
ユニは、姿勢を元に戻したソンジュンを見上げて
「どこが?」
と聞いた。
彼女の視線が頬に当たるのを感じて、居た堪れなくなったソンジュンは、一緒に読もうとした本を奪う。
たった一度、接吻を交わしただけの関係で、いつもより胸が大きい、とは言えなかった。
あの接吻だって、交わした、と言うには程遠い、一瞬の出来事だったのだから。

どこだって?聞くまでもないじゃないか。

彼は、心の中で愚痴を言った。
心の中の語気が強い調子とは裏腹に、ソンジュンの返事はたどたどしい。
「どこということでは、ないけど」
本を奪われたユニは、ソンジュンに合わせて体を起こした。
ソンジュンは、手の中の本をぱらぱらと捲った。
せっかく彼女の体を見ないようにと姿勢を正したのに、彼女も彼の高さに合わせたので、また胸元が見えている。
しかも、彼女は随分と意地悪なことを言ってきた。
「ふーん、どこってことじゃ、ないのか……」
意図的に見せているのか、まるでこの状況に気付かずに不思議に思っているのか、ソンジュンには判断がつかない。
どちらにしても気恥ずかしくて、本を読むふりをした。

そもそも、自分は何故、いつもと違う、などと言ってしまったのか。
もう少し、二人の関係を進めたい。常日頃そう考えているから、焦って馬鹿なことを思わず口走ってしまったのだろうか。

ソンジュンは、こんな風に彼自身を叱責している間も、同時に、僅かに顔を左に向けるだけで彼女の胸を堪能できるのだ、と頭の隅で考えてしまう。
ユニは、彼の手から本を奪い返して、読み始めた。
彼女が本に目を落としている隙に、彼は、彼女の緩んだ襟元にちらりと視線を向けた。
相変わらず、彼女は彼にぴったりと体をくっつけているから、容易に見ることが出来た。
ふっくらとした双丘。すべすべとした肌。
少したるんだ白い布が、膨らみをより柔らかそうに見せている。

この白い布がもう少し緩く縛ってあれば、もしかしたら下へ落ちて……。

彼が、見入ったまま体を倒しそうになった時に、ユニが身じろいだ。
ソンジュンは、慌てて顔を元の位置に戻す。
先ほどのユニの返事から、時間はほとんど経っていなかった。
「……どこということでは、ないんだ」
彼は、耳まで赤くして呟いた。



突然、中二房の扉が開いた。
扉に対して背を向けて座り込んでいた二人は、驚いて振り返る。
そこには、二人とも今夜は帰ってこないと思っていた、ジェシンが立っていた。
「ああ、お前ら、もう寝るのか」
ジェシンは、大股で部屋の中に進む。
ユニとソンジュンは、ソンジュンの寝場所に座っていたので、ジェシンはいつもの通り、真ん中にごろりと寝転んだ。
突然のジェシンの登場に、ソンジュンは焦った。
ジェシンに、ユニの胸を見られてはいけない。
彼は、ユニの胸に掛け布団を押し付けた。
それを見たジェシンが勢い良く起き上がる。
「おい、カラン!テムルに何をした?」
「何もしていません」
掛け布団でユニを押さえているソンジュンを怪しんで、ジェシンがソンジュンを睨む。
「本当だろうな?」
ジェシンはソンジュンの背中を蹴ったが、ソンジュンは微塵も動かない。
彼の強固な決意を感じ取ったのか、ジェシンはそれ以上追求せずに、再び布団の上に寝転んだ。
ソンジュンは、ユニの耳に顔を寄せる。
「早く、襟をしっかり合わせるんだ」
鬼気迫る様子のソンジュンに、ユニも負けじと、ささやき声で返した。
「どこってことじゃ、ないんでしょ?」
「いいから、急いで」
ユニは首をすくめて、座ったまま、ソンジュンが押さえている掛け布団の下で、晒と襟を直した。
そして、掛け布団の下からするりと出て、彼女の寝場所に滑り込んだ。



「いつもと、違う感じがする」
そう言われた時に、ユニがソンジュンを見上げると、彼はユニの胸元を気にしていた。
彼女は、彼が自分に夢中なことが嬉しくて、わざとからかうような事を言ってみた。

イ・ソンジュンには敵わない。けれど、彼を翻弄する事はできる。

そんなことが許されるのは、きっと世界で自分だけだ。
彼女は、布団の中でぺろりと舌を出した。

- - - - - - - -
ワコールの昔のCMを元ネタとして、ソンジュン、テヨン、イ・ガクそれぞれのシチュエーションをお話にしました。

■どこってことないけど - テヨン編(こちら
■どこってことないけど - イ・ガク編(こちら

元ネタ




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【作品名】どこってことないけど(ソンジュン編)

【テーマ】 成均館スキャンダル二次小説  ソンジュン×ユニ 

2014/05/29 Thu. 14:23  tb: 0   コメント: 0

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