芙蓉の書-成均館スキャンダル屋根部屋のプリンス3days二次小説

JYJユチョン主演の韓国ドラマドラマ「トキメキ☆成均館スキャンダル」「屋根部屋のプリンス」「スリーデイズ(3days)」の二次小説ブログです。
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【成均館 二次小説】きらきら  

成均館スキャンダル読切

ソンジュンの手から、数珠玉が次々とこぼれ落ちた。
それらは中二房の床一面に弾け飛ぶ。
ソンジュンの笠を彩るクスルカックン(飾り紐)が切れたのだ。
筆写をこなしていたユニが、慌てて数珠玉、瑪瑙(メノウ)と水晶の玉を追いかけた。
ソンジュンもしゃがんで拾い集める。
「この瑪瑙、すごく綺麗だね」
ユニは、淡色で統一されてはいるが、それぞれ色味が異なる瑪瑙に、見惚れた。
手のひらに広げて、転がしている。
ソンジュンが広げた布巾を差し出すと、名残惜しそうに、集めた玉を布巾の中央に寄せた。
「明日スンドリに渡すよ。ありがとう」
「これ、僕が直してもいい?」
「直せるのか?」
「糸に通すだけだよね。お裁縫は苦手だけど、これならきっと出来るよ」
ユニは少し照れくさそうに答えた。
女人が習得すべき裁縫や刺繍は、からきし駄目なことを、日頃から申し訳なく思っていたのだ。
「明日、スンドリに丈夫な糸を持って来てもらってね?」
ユニに対し裁縫や刺繍を望んだことはないが、こんな風に女性らしく世話を焼かれると、こそばゆい。
ソンジュンはユニをぎゅっと抱きしめた。



次の日の夜、見回りの書吏が中二房の前を通り過ぎると、布団の中にいたユニは起き上がり、そそくさと蝋燭に火を灯した。
「寝ないのか?」
ユニは、ソンジュンから預かっていた数珠玉を布団の上に広げる。
ほら、布団の上なら転がらないでしょ?と、得意そうに微笑んだ。
ソンジュンは、体を起こし肘をついて、彼女に睡眠をとるように促す。
「今日も筆写をして、疲れてるだろう。今度でいい」
「だって、このクスルカックンはあなたに良く似合うから、早く直したいの」
ソンジュンは「似合う」という評価に首をひねる。
身なりを整えることも儒教の教えの延長線上と捉えている節がある、彼らしい。
皆が絶賛する彼の美しい容姿すら、本人にとっては些細なことなのだ。
そうかな。と呟き、ソンジュンは、背中を丸めて作業を始めたユニを後ろから抱きしめた。
無自覚に女人の言葉を口にしている彼女が、可愛かったのだ。
「ここで見ているよ」
ユニの左肩に顎を乗せる。
「もうっ。邪魔するなら手伝って」
ユニは、糸の端をソンジュンに渡した。
「持っていてね?」
「うん」
腰に回った右手はそのまま、左手だけ、糸を摘む。
ユニの手から送られてくる数珠玉が互いにぶつかり、ソンジュンの指先に振動を伝えた。
普段身につけている時は気にも留めなかったが、規則正しく並ぶ数珠玉は、なるほど、ユニが言うように綺麗なのだろう。
と、ぼんやり考えながら、ソンジュンは、数珠玉よりも寧ろユニの可愛らしい指先を眺めた。
案外器用に、小さい穴に糸を通している。女人らしい側面に触れた気がするのは、惚れた欲目だろうか。
ユニは、全て糸に通し終えると、端を高く持ち上げて、連なった数珠玉を蝋燭の灯りにかざした。
二人の手によって吊るされた瑪瑙と水晶は、ともし火を受けてきらめいた。
「ねぇ、見て。瑪瑙も透けてる。すごく綺麗ね」
「瑪瑙が気に入ったなら、赤瑪瑙を買ってあげる」
「私にこんな立派なクスルカックンは似合わないわ。それに、重たくて肩が凝っちゃいそう」
ユニは、端の処理をするためにソンジュンから糸を受け取り、役目を終えたソンジュンの左手は、再びユニの腰に回った。
「僕が、君に男の装飾品を贈るわけがないだろう」
「じゃあ、何を買ってくれるの?」
「今度、雲従街で一緒に選ぼう」
ソンジュンが何かを与えようとすると、いつも申し訳ないと遠慮するユニが、珍しく満面の笑みで頷いた。
「知っているのか?」
「イ・ソンジュンが、赤瑪瑙の意味を知っていることの方が意外よ」
僕だって、それぐらい知ってる。悔しそうにソンジュンは答えた。
ユニは、腰に回されたソンジュンの両腕を解き、正面から彼を抱きしめた。
「愛してるわ」
「僕も愛してる」



ユニがまだ幼い少女だった頃。
市場で、キラキラと光る赤瑪瑙に見入る彼女に、母は言った。
「大きくなったら、旦那様に買ってもらいなさい。赤瑪瑙は、愛と情熱。あなたを愛してくれる人が、あなたに贈る物なのよ」





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瑪瑙と水晶というのは、soyteaのでっち上げです。
また、赤瑪瑙の「愛、情熱」や「恋人や夫が贈るもの」は、中国の話で、韓国で赤瑪瑙がこのような位置づけにあるのか、未確認です。
もし違っていても、この二人は中国の風習にも詳しそうなので、取り入れました。
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【作品名】きらきら

【テーマ】 成均館スキャンダル二次小説  ソンジュン×ユニ 

2014/02/14 Fri. 21:53  tb: 0   コメント: 0

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