芙蓉の書-成均館スキャンダル屋根部屋のプリンス3days二次小説

JYJユチョン主演の韓国ドラマドラマ「トキメキ☆成均館スキャンダル」「屋根部屋のプリンス」「スリーデイズ(3days)」の二次小説ブログです。
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また、大人小説(R18)の閲覧はご自身のご判断でお願い致します。

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テーマ: 大人小説 一覧

【屋根部屋 二次小説】(大人小説)薄荷飴 - 3  

屋根部屋のプリンス連載

大人表現が含まれます。ご注意下さい。
* -- * -- *



「パッカ、そなたの体は薄荷飴のようにひんやりとして、心地が良い」
そっちが熱すぎるのよ。パク・ハはそう言い返しそうになったが、いちいち楯突いていても可愛げがない。
代わりにイ・ガクの頭をなでた。
「元気なふりなんか、しなくていいのに」
パク・ハの背中に回る腕の重みが、彼の怠さを正直に伝えている。
イ・ガクは体を下へずらし、パク・ハの首筋に顔を埋めた。
「・・・誰かに甘えるのは、初めてだ」
王世子として、常に気丈に振る舞わざるを得なかったのだろう。
イ・ガクはぽつりと呟いた。
しばらく、二人とも何も話さなかった。
規則正しく頭を撫でるパク・ハの手がつくる、髪の擦れる音と、イ・ガクの気怠い吐息だけが、静かな空間を埋めた。
イ・ガクの熱が蒸発して、湿度を含んだ空気が、二人に纏わりつく。
パク・ハは、彼の熱のせいで、彼女自身も発熱したような錯覚に襲われた。
そっと溜め息を吐き出し、熱を逃す。
イ・ガクは、子犬が飼い主に甘えるように、パク・ハに頬を擦りつけて、彼女をぎゅっと抱きしめた。



カーテンの隙間から漏れる陽の光にまどろみを邪魔され、イ・ガクは体を起こした。
両肘をついてパク・ハを見下ろし、静かにくちづけを落とす。
「風邪がうつると、言わないのか?」
「そうなんだけど・・・一緒にオムライス食べちゃったよね?」
イ・ガクはパク・ハの手首を掴み、内側に親指をあてる。
「まだ健康そうだな」
「こんなに早くうつったら、たまんないわよ」
はい、おしまい。パク・ハは、幼児をあやすようにイ・ガクのうなじに手のひらをのせ、自分の方に引き寄せようとした。
イ・ガクはその手を払いのけ、高熱のせいで潤んだ瞳でパク・ハを見下ろした。
「ね・・・ちょっと・・・・・・」
深く舌を絡められパク・ハは抗議の声を上げ、腰を撫でるイ・ガクの手を払おうとする。
それに答えるように、イ・ガクはパク・ハの太ももを掴み、自身の中心を押し付けた。
ショートパンツがめくれた素肌の部分に、それは当たった。
薄い寝間着の布越しのそれは、パク・ハの肌に直接触れたように、はっきりと形を伝えた。
「・・ぃや・・・・い・つ・・?」
「今」
イ・ガクの手は性急にパク・ハを求めた。
Tシャツの下に滑り込み、柔らかな膨らみを撫で上げる。
「なんで・・・」
「私にもわからぬ」
「ね、今日は止めて」
イ・ガクは上着を脱ぎ捨てた。

「無理だ。体が、熱くて」

パク・ハのTシャツをたくし上げ、胸の先端を舌でなぶると、細い体が跳ねた。
それでも二本の腕は、イ・ガクの肩を押し返す。
イ・ガクは抵抗をする彼女の腕をベッドに押し付け、脈打つ首筋を舌でなぞった。
パク・ハの口からは、溜め息ともつかぬ、か細い声がこぼれる。
体の奥に重く沈んでいく熱に耐え切れずに、イ・ガクは唸った。
その息が彼女の産毛を逆立てた瞬間、パク・ハは抵抗をやめた。
高熱に浮かされているのは、イ・ガクだけではない。
イ・ガクに求められ、認めざるを得なくなった。
二人で静かに体を寄せあっていたあの時に、彼女もまた、おかしくなっていた、と。
彼女の体から、力が抜ける。
イ・ガクは、性急にパク・ハのショートパンツと下着を下ろし、細い足を割った。
首筋と胸に赤い痕を幾つも付けながら、彼の手はいとも簡単にやわらかな部分を探りあて、指を埋めた。
交わる為の準備を必要としないほど、パク・ハの体は溶けきっていた。
けれど、イ・ガクの指は、ゆっくりと彼女の体をかき混ぜる。
もう片方の手は、パク・ハの額に張り付いた髪を、静かにはらった。
その優しさとは裏腹に、歯を食いしばり苦しそうに眉を寄せてパク・ハを見つめるその表情は、限界が近いことをはっきりと物語っている。
パク・ハは目の前の愛しい人の首に腕を絡め、囁いた。

ひどくして、いいのに。

イ・ガクはズボンを脱ぎ捨て、一気に自身を彼女に埋めた。
パク・ハの両足が、イ・ガクの腰に絡みつく。
淫靡な動きに合わせて甘い声を上げるパク・ハの体に、イ・ガクは欲望をぶつける。
腰に絡んだ彼女の両足が彼を締め付けた瞬間、彼の血流が一気に跳ね上がった。
イ・ガクはパク・ハの体から自身を引き抜いた。
パク・ハの太ももに、イ・ガクの熱が滴り落ちた。



カーテンから零れる陽の光が、パク・ハの体を照らした。
彼女に放たれた白濁した液体は、やわらかな肌の上で広がり、めくれ上がったTシャツの下の、無数に付けられた痕は、光が当たりより赤々と浮き立っている。
パク・ハが視線を避けるように体をよじると、まだ硬さを失っていないイ・ガクのそれに触れてしまい、イ・ガクは呻いた。

「もっと、して」

パク・ハが体を起こし、イ・ガクの唇を吸った。
イ・ガクは、パク・ハのTシャツを脱がし、太ももの汚れをそのTシャツで拭きとると、彼女の肩を乱暴にベッドに押し付ける。
両足を開かれ、パク・ハは顔を背けた。
イ・ガクは彼女を貫き、押し寄せる欲望を打ち付けた。

「・・・んっ・・・・はぁっ」

イ・ガクに縋り付いていたパク・ハの体が、かくん、と落ちた。
イ・ガクは彼女から自身を引きぬく。
まだ熱を持ったままの塊に、パク・ハの細い指が絡みつく。
イ・ガクはパク・ハの手の上から、それを一気に擦りあげた。
低い唸り声と共に吐き出された精が、パク・ハの両手を汚した。





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【作品名】薄荷飴《大人》

【テーマ】 屋根部屋のプリンス二次小説  イ・ガク×パク・ハ  大人小説 

2014/02/24 Mon. 21:03  tb: 0   コメント: 2

【屋根部屋 二次小説】薄荷飴 - 4  

屋根部屋のプリンス連載

丸まったTシャツが目に飛び込んできて、パク・ハは、イ・ガクの大きな肩で視界を遮った。
先ほどまでの痴態を如実に物語るそれも、今、彼に拭われている両手も、とても正視できなかった。
恥ずかしくて居た堪れないのに、そうさせた本人に縋ってしまうのは何故だろう。
パク・ハは、イ・ガクの肩に額を擦り付ける。
泣きそうな顔をして自分に縋る彼女を、彼は広い胸の中にを迎え入れた。

ひどくして。

イ・ガクは、その言葉のまま、乱暴に彼女を抱いた。
霞がかった意識の中で、始終纏わりついた柔らかさと、甘く震える声だけは鮮明だった。
彼の理性を奪ったのは、熱だけではない。
無意識に媚びる肢体にもまた、煽られた。
「体、平気?」
「まだ、怠いな。しかし、そなたの方が辛いだろう?」
イ・ガクは赤ん坊を寝かしつけるように、パク・ハの背中をさする。
「平気。・・・シャワー浴びたい」
「共に浴びるか?」
少しの沈黙の後、パク・ハは小さく頷く。
「・・・うん」
イ・ガクは床の寝間着を拾い上げ、彼女を包んだ。
大きすぎるその上着は、彼女の太ももまで覆った。
イ・ガクがズボンを履くために立ち上がると、彼の滑らかな臀部が目の前に迫り、パク・ハは思わず顔を背けた。
「おいで」
イ・ガクはパク・ハの手を引いて、階段を降りて行った。



勢い良く滑り落ちる水滴がパク・ハの体の曲線を際立たせ、イ・ガクは堪らず彼女の腰を引き寄せた。
彼女は、午前中の日差しの下で交わった後にも関わらず、バスルームの明かりに照らされた自分の体を恥ずかしがったが、彼が深い接吻を仕掛けると、甘い声を漏らして素直に応じた。
唇を離したイ・ガクは、顔を傾けて、パク・ハの細い首を見つめる。
「家から出れない。三人にだって・・・」
服で隠せないような部分にまで刻まれた痕を擦る彼の手に、自分の手を重ね、パク・ハは抗議する。
「足りないぐらいだ」
イ・ガクは膝立ちになって、水を弾く滑らかな彼女の臍部を強く吸った。
赤く鬱血した痕が、点々と並ぶ。
見上げると、まだ泣きそうな顔をしているパク・ハと、目が合った。
「私の部屋に戻っておいで」
イ・ガクはパク・ハの額にくちづけて、バスルームを後にした。


-- -- -- --
お詫び
感謝企画アンケート4位の「イ・ガク×パク・ハ ラブラブ」小説と銘打っていましたが、テーマやタイトルから、「感謝企画」を外しました。
これはこれで、皆様にお楽しみいただいているようで大変ありがたいのですが、「イ・ガク×パク・ハ ラブラブ」から連想される、健康的(?)な雰囲気とは程遠く、投票してくださった方の意図とは違う方向に進んでいる、と判断した為です。
また別の形で必ず書きます。
申し訳ありません。




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【関連作品】

【作品名】薄荷飴《大人》

【テーマ】 屋根部屋のプリンス二次小説  イ・ガク×パク・ハ  大人小説 

2014/02/26 Wed. 20:42  tb: 0   コメント: 2

【成均館 二次小説】独り占め - 1(大人小説)(感謝企画)  

成均館スキャンダル連載

大人小説です。ご注意下さい。

- - - - - - - - 

ユニは書を読んでいるソンジュンの背中に凭れかかった。
彼女は、彼の広い背中に頬をあてて、黙っている。
ソンジュンには、この行動に心当たりがあった。
昼間、二人で筆洞(ピルトン)の辺りを歩いていたら、積極的な妓生が彼に声をかけてきた。
良家のお坊ちゃんを顧客にしようというだけで、それ以上でもそれ以下でもないのだが、男の格好をしたユニは、何も言わずに傍らでその妓生をじっと見ていた。
それで、彼女はこうして凭れて来たのだろう。
「どうした?」
「なんでもない」
ソンジュンは彼女を腕の中に迎え入れた。
彼は、そろそろ消灯だ、と声をかけたが、腕の中の彼女は黙って首を振った。
だから、規律正しい彼も今夜は布団を敷かずに、そのまま彼女を抱きしめていた。
長い指の背で、彼女の頬を撫でる。
ユニは、頬を撫でる彼の手を取り、薬指の指輪と彼女の指輪を並べ、暫く見つめていた。
それから、猫のようにソンジュンの胸に頬を擦りつけて目を閉じた。
夕方から降りだした雨は、少しずつ、激しくなっていた。
空から落ちる雫は風にあおられ、時折、不規則に屋根を打つ。
その雨音が音のない中二房に響いた。



そうしている内に、博士が見回りにやってきた。
縁側の上で二人で点呼に応じ、中二房に戻ると、ソンジュンは着替えもせずに蝋燭の灯火を吹き消した。
「おいで」
ソンジュンは立ったままユニを抱き寄せ、儒巾の紐を解いた。
玉貫子(オクファンジャ)に彼の指が触れ、ユニはびくっと体を揺らす。
彼女の網巾(マンゴン)は外され、髷(サントゥ)を縛る紐も解かれ、ユニの黒髪はさらさらと落ちていった。
ソンジュンは彼女の髪を梳きながら、彼女の額に唇を押し付けた。
彼の首に、ユニの両腕が巻き付いたのを合図に、二人は唇を合わせる。
彼らの接吻は、はじめから深かった。
時折、空気を取り込むためにユニが大きく息を吸い、それが艶かしい音を作り出している以外、中二房は静かだ。
細い腰はソンジュンの腕で支えられてはいるが、彼女は覆いかぶさる彼の重みに耐え切れず、唇を合わせながら後ろへ下がった。
扉の脇の壁に背中が当たる。
肩甲骨と壁の摩擦は、ユニに、痛みではなく熱を与えた。
ソンジュンは、ユニの左耳を甘噛みした。
彼の唇はユニの耳たぶを食み、彼の舌は中を掻き回す。
それはまるで、彼を受け入れる場所を柔らかくする行為のようだった。
湿った音が彼女の鼓膜を震わせ、次第に雨音を掻き消していく。
「享官庁(ヒャンガンチョン)に行こう」
耳への愛撫を続けたまま、ソンジュンは言った。
直接鼓膜に響く、僅かに掠れた低い声は、ユニの腰骨をしびれさせた。
彼女は返事の代わりに、甘い溜め息を吐き出した。

- - - - - - - - 

一ヶ月感謝企画「ソンジュン×ユニ 大人小説」の「夜中に婢僕庁へこっそり行く」というお題のお話です。
「ソンジュンの嫉妬」「妓生の格好」は、別のお話を書きたいと思います。
また、リクエストの婢僕庁ですが、ドラマでユニが湯浴みをしているのは享官庁なので、舞台を享官庁にしました。




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【関連作品】

【作品名】独り占め《大人》

【テーマ】 成均館スキャンダル二次小説  ソンジュン×ユニ  一ヶ月感謝企画  大人小説 

2014/04/01 Tue. 18:24  tb: 0   コメント: 0

【成均館 二次小説】独り占め - 2(大人小説)(感謝企画)  

成均館スキャンダル連載

大人小説です。ご注意下さい。

- - - - - - - - 

幸い享官庁には誰もいなかった。
ソンジュンはユニの手を引いて、部屋の奥に進む。
濡れてしまった青い快子(ケジャ)を脱がせ、自分も脱ぐと、傍らの棚に吊るした。
そして、袂から手巾を取り出し、雨粒が残るユニの顔を拭ってやると、やはり彼女はネコのように目を瞑った。
天井に届くほど高い棚が所狭しと並ぶ部屋の隅に、背の低い棚が無造作においてあった。
恐らくは、清斎(チョンジェ)で不要になった戸棚だろう。
ソンジュンはその戸棚の上に腰を下ろし、ユニを膝の上に跨がらせた。
快子があれば、彼女の大きく割られた両足を隠してくれたが、今、隠してくれるものは何もない。
彼女は、直視できずに顔を逸らせる。
彼女の顔の動きに合わせ、黒髪が彼女の顔を覆った。
ソンジュンがいつものようにユニの単衣の紐を解いて袖を抜かせると、単衣は彼女の腰にたまった。
彼の手は続いてさらしに移動したが、ユニはその手を掴む。
彼女は、相変わらず、彼の方を見ない。
ソンジュンは鎖骨を舌でなぞった。
こうすると、彼女は大人しくなってしまうのだ。
ゆるゆると舌で攻められて、ユニは掴んでいた手を緩めた。
さらしはあっさりと解かれ、これもまた、腰にたまった。
彼は柔らかい胸を口に含みながら、腰紐を引っ張る。
遠慮無く深い部分を探ろうとする彼の指が恥ずかしくて、彼女は腰浮かせた。
ソンジュンは、腰が浮いている隙に、彼女の下衣も下ろしてしまう。
身につけているものは、隠して欲しい場所は全く隠してくれない、腰に纏わりつく白い布だけ。
ユニは、羞恥のあまり、ソンジュンに抱きついた。
「暗いから、大丈夫だよ」
雨雲が月を覆っていても、本当は夜目が効いていたが、ソンジュンはそう言って、ユニの背中をさすった。
なめらかで少し汗ばんだ肌が、彼の手のひらに吸い付く。
しかし、彼女もまたこの暗がりに目が慣れている。
首を横に振るユニに、ソンジュンは更に続けた。
「ほら、僕が脱げない」
彼女の肩を押し、ソンジュンは単衣を脱いだ。
口づけをするために彼女の頬を両手で包むと、甘えた視線がとぶつかった。
それから乱暴に唇をぶつけると、彼女は目を閉じた。



――彼は、知っているのだろうか。私にもまた、彼と同じように欲望があるということを。

ユニは、彼女の舌を容易に絡めとるソンジュンの舌に翻弄されながら、薄っすらと目を開けた。
間近にある彼の睫毛は、くるりと上を向いている。
普段は可愛らしくて彼女のお気に入りのそれも、ふとした時に、例えば一緒に一つの書を読み、傍らの彼が目を伏せた時に、彼女の欲を扇情した。
後ろめたくなって視線を落とすと、今度は、上下に動く喉仏が体の奥を熱くする。
それも避けると、頁を捲る繊細な動きの指に目を奪われる。
今、彼女の胸の先端をこねている彼の指先は、彼女を触ることなくして、簡単に彼女を高ぶらせることが出来るのだ。
ユニは甘い声を漏らしながら、ソンジュンの背中に爪を立てた。
彼のもう一方の指は、これから彼が入る部分に差し入れられる。
中の皮膚を擦る彼の指に合わせ、ユニの腰は揺れた。
「自分でしてみて」
ソンジュンは、ユニに熱い塊を握らせる。
彼女は、体の奥から蜜がとろりと滴り落ちるのを、自覚した。

昼間、ユニは、堂々とソンジュンを誘う妓生が、青空の下、女人として彼の前に立つことすら叶わない彼女の前で、女の性を前面に出して媚びる妓生が、羨ましかった。
ソンジュンが顧客になる。それは、ソンジュンが妓生の体も買うことを意味する。
もしかしたら、ユニとソンジュンが密やかに交わした結婚の約束は叶わずに、彼は他の女人を娶るかも知れない。
それもまた、彼がユニではない誰かの体を開くということだ。

入り口にソンジュン自身を充てがわれ、ユニは、早く欲しくて嬌声を上げた。
じわりと広がる暖かな液体が、彼の先端を濡らす。
いつもの彼女なら、恥ずかしさのあまり、彼に「して」と強請るだろう。
けれど、今夜は違った。

彼に体を開くのは、私だけ。

彼女は、ゆっくりと腰を下ろした。




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【作品名】独り占め《大人》

【テーマ】 成均館スキャンダル二次小説  ソンジュン×ユニ  大人小説  一ヶ月感謝企画 

2014/04/04 Fri. 19:11  tb: 0   コメント: 0

【成均館 二次小説】独り占め - 最終話(大人小説)(感謝企画)  

成均館スキャンダル連載

大人小説です。ご注意下さい。

- - - - - - - - 

艶本の筆写で、知識はあった。
しかし、幼い体はまだ、開ききっていない。
ユニは眉を寄せた。
「痛い?」
彼女は大きく首を振る。
狭いところを押し広げられる感覚は、いつまでたっても慣れなかった。
けれど、この圧迫感も、直ぐになくなるだろう。
二人の敏感なところが馴染んだあとに、ソンジュンが与えてくれるものを、ユニは知っている。
ソンジュンは、腰のくびれに両手を添えて、ユニの動きを促した。
彼女は、戸棚に膝をつき、彼の肩に置いた手で体を支えて、緩やかに腰を揺らした。
次第に、気持ちが良いところに擦りつけていき、少しずつその動きは早くなる。
自分のいいように動く彼女は、ソンジュンが彼女を翻弄する時よりも、ずっと淫靡だった。
彼は上り詰めそうになり、彼女の動きを止めた。
言葉もなく、二人は見つめ合う。
ユニは、ソンジュンの網巾を外し、額ににじむ汗を指の腹で拭きとった。
いつも貪欲に彼女を食べる唇を人差し指で押さえると、快感を逃がす荒い息が掛かった。
ソンジュンはその指に歯を立てる。
今、彼の世界は、ユニの体が与えている快楽だけしか存在しない。

それでも足りないなんて、どこまで私は欲張りなのだろう。

「愛してる。って言って」
動きを止めたまま、ユニは言う。
交わっている部分が、まだ足りない、と疼く。
二人とも、呼吸をするだけで刺激を感じた。
「愛してる」
ソンジュンは、熱い吐息とともに、呟いた。

――ユニの中に吐き出して、自分だけのものだと体に刻み込みたい。

ソンジュンにとって些細な事で、ユニは気を落とす。
それはソンジュンも同じだった。
時々、彼は意地悪い言葉で彼女を責めてしまう。
ユニには嫉妬と映っているだけで、つまるところ、彼の抱える不安の裏返しだ。
僕は、本当に彼女を妻として迎えることが出来るのだろうか、と。
彼の前に立ちはだかる制約は、あまりにも多すぎた。それに。

右も左も男だらけの成均館で、彼女が心変わりをしないと言い切れるほど、僕は強くない。

結局、二人とも同じなのだ。
誰にも取られたくなくて、行かないで、と相手に縋ってしまう。



愛してると言ったら、ユニは微笑んだ。
「やっと笑った」
ソンジュンも微笑んで、彼女を戸棚の上に横たえた。
彼女の上半身をなんとか乗せられる程度の小さな戸棚だから、自然、彼女の足はソンジュンの腰を抱き、後ろで交差した。
「固いけど、我慢して」
「ううん、平気」
ユニは健気に首を振る。
艶やかな黒髪が、一筋、ユニの首に張り付いた。
今度は、ソンジュンがユニを貫く。
本当は、わかっていた。
彼女の中に放てたとしても、きっと足りない。
もっと強く自分の痕を彼女の体に刻める方法を、貪欲に探してしまうだろう。
彼の体液は、ユニの腰のくびれにそって、落ちていった。



ソンジュンが用意してくれた湯で、ユニは体を清めた。
互いの体に夢中で聞こえていなかったが、二人を包んでいる雨音が、心地良く響いている。
ソンジュンは下衣だけ身につけて、桶の外から、濡れたユニの髪を撫でた。
「短いよね?」
「僕より長いから、十分だ」
ユニが突然立ち上がり、ソンジュンの腕を引っ張った。
不意を突かれて、彼は、下衣を着たまま湯の中に入ってしまった。
「機嫌は直った?」
答えを聞くまでもなかった。
こんな風に彼をからかう時、彼女はいつも上機嫌だから。
「なんと言って、これを干せばいいんだ……」
「コロ先輩への言い訳も、用意しておいてね?」
「君を抱いていたと言おうかな」
「もうっ!」
ユニは、ソンジュンの腕を抓った。
どちらからともなく、再び、舌を絡める。
そして、空が白むまで、二人は互いの肌を確かめ合った。




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【作品名】独り占め《大人》

【テーマ】 成均館スキャンダル二次小説  ソンジュン×ユニ  大人小説  一ヶ月感謝企画 

2014/04/05 Sat. 20:33  tb: 0   コメント: 2

【屋根部屋 二次小説】(大人小説)うれしはずかし - 9(感謝企画)  

屋根部屋のプリンス連載

大人小説です。ご注意下さい。

- - - - - - - - 

再び彼女をベッドに横たえると、イ・ガクは体を離した。
「少し、待てるか?」
「だめ」
彼女は、彼の腕を掴んだ。
二人の顔が近づき、唇が自然と合わさる。
イ・ガクは、初めてだと告げたパク・ハを気遣って、彼女の口内を強くかき回さなかった。
それでも、互いの顔にかかる吐息は、湿度を上げていった。
彼女は、まだ泣きべそをかいている。
彼は、水滴を吸い取り体を起こした。
「少しだけだ」
「ライトも、消して」
「わかった」
照明が消えると、夕日が薄っすらと二人の体を照らした。
まだ明るさが残る室内に抵抗を感じ、パク・ハはブランケットの下に潜り込む。
帰ってきたイ・ガクの手の中には、小さな箱があった。
彼女にもその箱の中身の用途がすぐにわかり、顔を背けた。
「恥ずかしいのか?」
耳を甘咬みしながら低い声を吹きこまれて、彼女は甘い声を漏らした。
せっかく体を覆ったブランケットもすぐに剥ぎ取られた。



イ・ガクは、パク・ハの細い首を見つめた。
トラは、獲物を捕えたらまず腹に牙を突き刺す、と言う。
腹は骨で守られておらず、柔らかいからだと、幼い時分に教わったことを思い出した。
腹まで下りなくても、彼女の首は、充分柔らかそうに見える。
とくに、血管が透けている側面が。
彼は、青い脈に沿って舌を這わせた。
続けて同じ場所を唇でたどりながら上へ戻ると、顎の付け根がもっと柔らかそうに見えた。
唇で噛むようにそこを味わう。
パク・ハは、彼の肩をぎゅっと掴んだ。
彼女は固く目を瞑っていた。下唇も噛んでいる。
イ・ガクの指が、彼女の唇をほぐす。
彼がもう一度顎の付け根を吸うと、彼女は小さい声で、いや、と言った。
先ほど、彼女が怖がって彼の手首を掴んだのは、彼が彼女の服の下に手を滑り込ませた時だった。
今度は裾をたくし上げ、腹部を円を描くように撫でる。
彼を拒む手は、降りて来なかった。
幼いころ教わった通り、彼女の腹部は柔らかい。
彼の手が皮膚を押すとやんわりと沈み、離すと跳ね返った。
イ・ガクは体の中心に血液が集まるのを感じ、たまらず吸い付いた。
夢中になって彼女の腹部に吸いながら、彼は思う。

今までの房事は、義務だったのだ。
女の腹に興奮を覚えたことなど、一度もなかった。と。

彼の舌は、へそをこじ開けた。
その行為は、後で味わうはずの彼女の奥を開いているようだった。
胸で息をする彼女が、また甘い声を漏らした。
彼の髪をかき混ぜる彼女の指が、彼女がこの刺激を好んでいることを知らせてくれた。
だが、彼が息を吸うために顔を離すと、彼女はくるりとうつ伏せになってしまった。
イ・ガクは、彼女のシャツを上まで引き上げて、両手でブラのホックを外す。
胸の締め付けがなくなったのを感じ、パク・ハはまた、いや、と言った。
イ・ガクが彼女の顔をのぞき込むと、もう、涙は乾いていた。




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【作品名】うれしはずかし《大人》

【テーマ】 屋根部屋のプリンス二次小説  イ・ガク×パク・ハ  大人小説  一ヶ月感謝企画 

2014/06/03 Tue. 17:58  tb: 0   コメント: 2

【屋根部屋 二次小説】(大人小説)うれしはずかし - 10(感謝企画)  

屋根部屋のプリンス連載

大人小説です。ご注意下さい。

- - - - - - - - 

イ・ガクは、パク・ハを仰向けにした。
胸を見せまいと抵抗する両腕を解き、ブラも取り去る。
いや、を繰り返す彼女をあやすことはしなかった。
「早く、そなたの体が見たい」
彼は、両足の間に彼女の体を挟んだまま、膝立ちになった。
逸る気持ちそのままに、乱暴にシャツを脱ぎ捨てる。
パク・ハは小声で呟いた。
「もう、見てる」
彼の体が離れている隙に、彼女は枕で胸を隠す。
彼は、枕を簡単に取り去り、両肘をついて彼女を見下ろした。
彼女は、今度は、枕に顔を押し付けた。
恥ずかしいの、と言う声は枕に妨げられて曇っている。
弱々しい彼女の返事に、彼は手を止めた。
彼は、無理に枕を取り上げることはぜずに、彼女の横に仰向けになった。
恐る恐る枕をどけた彼女を胸に抱き、髪を撫でてやる。
「ずっと、そなたの体を欲しておったのだ」
彼女は頷いて、彼の首にしがみついた。その体は、硬くなっていた。
「私には、余裕がないな」
彼は、いつ朝鮮に引き戻されるともわからない我が身が、憎らしかった。
だが今は、目の前のパク・ハだけを感じるべきだと思い直して、再び彼女の体に唇を這わせる。
唇に伝わる彼女の火照った体温は、すぐに彼の頭から余計な考えを拭い去った。



――人肌がこんなに気持ちがいいなんて、知らなかった。
パク・ハは、イ・ガクの背中に爪を立てた。
彼の唇が触れた箇所は、溶けるのではないかと錯覚してしまうほど、柔らかくなってしまう。
彼が体を下に滑らせる度に肌の摩擦が生じて、それが彼に対する恋しさを助長する。
彼の肌が離れてしまった場所が、寂しいと泡立った。
彼女は人から触られたことのない部分を撫でられて、羞恥で身を捩ったが、執拗に追いかけられた。
彼の追尾を甘い声で受け入れてしまい、まるで彼の愛撫を誘い込むために身を捩っているかのようだった。
彼が彼女の脚を割って奥に触れる。
彼女は、ぎゅっと脚を閉じた。
彼の手も一緒に挟み込んでしまったから、その手はもう一度彼女の脚を開いた。
「大丈夫だ。濡れているから」
耳元で囁かれて、彼女は彼の肩に顔を埋めた。
一見配慮とも取れる彼の丁寧な囁きは、とても意地悪だ。
「いや」
彼女は、奥をかき回されて、呼吸の代わりにこの言葉を繰り返した。
けれど次第に、唇が言葉を作るのも難しくなり、艶めいた音だけがその唇を通り抜けた。
それから後は、イ・ガクの成すがままだった。
彼の舌が体中をなぞり、彼女の声が一段と高くなったのを合図に、彼は彼女から体を離す。
傍でビニールを破く音がして、彼女は目を瞑った。
「力を抜いて」
彼女は、体が裂けるような痛みと圧迫感に耐えようと無意識に呼吸を止めた。
彼が囁きながら舌で彼女の歯列を割る。
彼女の唇に隙間ができて、彼女は吐息と共に痛みを逃がすことが出来た。
「すまない」
熱い摩擦が始まった。
彼女は薄っすらと目を開けた。
イ・ガクの苦しそうに寄せられた眉。
荒い息を吐き出すために、薄く開かれた唇。
そこから漏れる、彼の切羽詰まった声。
そして、彼女を貫く痛みも。

「好き」

彼女は愛の言葉を吐き出した。




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【関連作品】

【作品名】うれしはずかし《大人》

【テーマ】 屋根部屋のプリンス二次小説  イ・ガク×パク・ハ  一ヶ月感謝企画  大人小説 

2014/07/02 Wed. 21:23  tb: 0   コメント: 2

【屋根部屋 二次小説】(大人小説)うれしはずかし - 11(感謝企画)  

屋根部屋のプリンス連載

大人小説です。ご注意下さい。

- - - - - - - - 

イ・ガクは、パク・ハの肌の上の滲んでいる血をふき取ってやり、ぐったりとした彼女を暫く抱きしめていた。
彼女がイ・ガクの腕の中で身じろいでも、彼は腕の力を緩めない。
「もう少しだけ、このままで」
あと何度、彼女を抱けるだろうか。
そう考えると、辛そうな彼女を開放する気になれなかった。
再び彼女の体にそろそろと舌を這わせて彼女の甘い声を導き出し、その後は「いや」と言われても、彼女への愛撫を止めることはなかった。
ただ、さっき彼を受け入れた場所を再び攻め立てるのは憚られ、唇で味わうだけに留めていたら、彼女の方から強請ってきた。
「早く慣れたい」
健気な彼女の要求に応えて彼女の体を押し開けば、案の定彼女は辛そうに眉を寄せる。
退こうとする彼を、彼女は首を振って止めた。
「止まれなくなる」
彼女は体を固くして、僅かに頷いた。



イ・ガクは、動けないパク・ハのために、バスタブに湯をはってやった。
バスタブの淵にアメニティの入浴剤が並べられている。
パッケージの文字がアルファベットばかりで首をひねる彼の脇から、細い指がその中の一つをさっと取った。
「もう大丈夫なのか?」
「うん」
厚手のバスローブで体を包んだ彼女は、いつもより一段と小さく見える。
彼女が入浴剤をバスタブに垂らすと、甘いバニラの香りがバスルームいっぱいに広がり、湯は白く濁った。
「こういう香り、好きでしょ?」
「美味な香りだ」
イ・ガクは、パク・ハのバスローブの腰紐を解いた。
彼女はもう、裸体を見られても恥ずかしがらなかった。
彼の脇をするり抜けて、バスタブに滑りこむ。
彼は気持ちよさそうにバスタブに身を委ねた彼女の体に、後ろから腕を回した。
時折、互いの唇を合わせる。
ただその程度でそれ以上先へ進まなかったが、しかし彼は、腕の中の彼女を離してやる気はなかった。
パク・ハも、片時も彼女を離さないイ・ガクを拒まなかった。
それは、彼女も彼と同じ気持ちだからだろう。
彼女の柔らかな髪の先が、お湯に浮かんで揺れている。
彼は人差し指でくるくると髪を絡めとって、愛らしいつむじに接吻を落とした。
「私、どうして恋人同士が抱き合うのか、わかった」
「何故だ?」
二人とも、少しでも体を離してしまうと聞こえないような小さな声で、囁き合う。
彼女は、照れくさそうな笑みを僅かに浮かべて、答えた。

普段、二人きりでいても、いろんなことを考えちゃうでしょ?
でも、抱き合っている間は、チョハのことしか考えられないの。
だから、すごく幸せ。

「そうだな」
パク・ハが自らの頭を指さしたので、イ・ガクはそこを撫でてやる。
あまり甘えない彼女の、躊躇せずに甘えてくる姿が、愛おしかった。
「お腹空いた」
頭を撫でられながら、彼女は呟いた。
「出掛けられるか?」
「ううん、無理」
イ・ガクがバスタブから出て、彼女を引き上げてやる。
先ほどのバスローブを着せると、やはり、彼女はいつもより小さく見えた。
「部屋に夕餉を運ばせよう」
「やっぱり、スイートルームのルームサービスって豪華かな?」
「当たり前だ」
二人は、もう一度ゆっくりと接吻をした。
「チョハも何か着て?」
彼は頷くと、女性用のアメニティを指さして、ゆっくりしておいで、と告げてバスルームを出て行った。




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【関連作品】

【作品名】うれしはずかし《大人》

【テーマ】 屋根部屋のプリンス二次小説  イ・ガク×パク・ハ  一ヶ月感謝企画  大人小説 

2014/07/14 Mon. 21:38  tb: 0   コメント: 0

【成均館 二次小説】(大人小説)果実の誘惑 - 3(感謝企画)  

成均館スキャンダル連載

大人小説です。ご注意下さい。

- - - - - - - - 

ソンジュンに組み敷かれたユニは、おねがい、と彼の肩を掴んだ。
さらしは解かれ、腕に辛うじて残ったチョゴリは、肌を隠すというあるべき役割を果たさず、寧ろ男の劣情を煽った。
チマは腰までたくし上げられ、床の上には二人の白い肌着が入り交じっている。
揺れる炎が、彼女のしどけない体を照らしていた。
彼の指は、とうに濡れそぼった箇所を大きく掻き混ぜる。
ユニは、もう一度、おねがいと懇願した。
「もう欲しい?」
ソンジュンの指が、中の柔らかい皮膚をゆっくりと擦った。
微かに高い声を漏らす唇を右手の甲で押さえて、彼女はおねがいと繰り返す。
「声を聞かせて」
彼女は艶声の合間に、いや、と言う。
「ここは、そういう場所だ」
漏れ聞こえる艶かしい声は、妓楼では寧ろ、華やかさを添える調度品のようなものだ。
尚もいやを繰り返す彼女に、ソンジュンは嫉妬めいた事を言う。
「ヨリム先輩も、お溢れをくれと言っていただろう」
二人の先輩はとっくに別の部屋に移動し、ソンジュンとユニが体を絡めているこの続き間の扉もしっかり閉じられている。
誰かが彼女の声を聞くことはないが。

――聞きたいなら、聞けばいい。

彼は、いやと拒むユニの、欲しいという懇願を無視して、白い腿を大きく割り熱を滴らせている部分に唇を寄せた。



ヨンハが、ソンジュンの嫉妬は理解していると言った後、恋人たちは所在なげに視線を漂わせた。
ユニが咳払いをした。
微動だにしていなかったソンジュンも、拳を広げる。
「はい、君も食べなよ」
ユニは、ソンジュンの匙に野菜を煮付けたものを乗せて、渡してやった。
彼は渡された野菜を素直に口に含んだが、彼女が笠の紐に指をかけたのを目の端でいち早く認めて、匙を卓に置いて彼女の手を掴んだ。
「被っていろ」
ユニが口を尖らせて言い返す。
「重たいし、ちょっと邪魔なんだ」
頭に大きな加髢(カチェ)を付け、その上幾重にも絹布を巻きつけた笠が落ちないように頭を平行に保っていたら、首が疲れてきた。
垂れ下がる絹に邪魔され、視界も狭い。
だがソンジュンは、短く駄目だと言って、彼女の反論を取り合わなかった。
「テムル、お酒を注いでくれよ」
「手酌で飲んで下さい」
ユニが腰を浮かすより先に、ソンジュンはヨンハに返事をした。
「お酌ぐらいしますよ」
立ち上がろうと卓に手をついた彼女の肩を、ソンジュンは押さえる。
「君はここにいろ」
「なんでも禁止じゃないか。笠を脱ぎたい!」
「駄目だ」
ここにいる男三人は、等しくユニの女人姿に慣れていない。
ソンジュンは、彼女の姿にどぎまぎしているのは自分だけだとは限らないと、警戒に満ちた目を二人の先輩に向けた。
ジェシンを問い詰めたことはないが、彼とソンジュンの間には、ユニを巡る牽制めいた空気が、かつては存在した。
あれが、片恋に翻弄されたソンジュンの誤解だったという保証はない。
ヨンハの手の早さも、褒められたものではない。
それが、いつ何時ユニに向かうのか、わかったものではないのだ。

よりによって妓生姿なんて、絶対に駄目だ。

普通の女人姿ですら慣れていないのに、男の本能を扇情する妓生の衣装を纏ったユニを他の男に見られるなんて、もっての外だ。
君子としての先輩への義理立ては、今のソンジュンの頭の中には存在しなかった。




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【関連作品】

【作品名】果実の誘惑《大人》

【テーマ】 成均館スキャンダル二次小説  ソンジュン×ユニ  一ヶ月感謝企画  大人小説 

2014/10/16 Thu. 15:39  tb: 0   コメント: 0

【成均館 二次小説】(大人小説)果実の誘惑 - 5(感謝企画)  

成均館スキャンダル連載

大人小説です。ご注意下さい。

- - - - - - - - 


ソンジュンは、酒を口に含んではユニに移すという行為を繰り返した。
ユニは何度も背中を叩いたが、彼は止めなかった。
「食べさせてもらったお返しだ」
唇を食みながらそう言って、また酒を彼女の口に流し込む。
その大部分は顎から首に流れ落ちてゆき、彼の唇は酒の流れた道筋をなぞり上げると、また彼女の唇に吸い付く。
ソンジュンの喉は、箸の刺激によって呼び起こされた飢餓感でひりついていた。
早くこの乾きを潤したくて、ユニの口内を執拗に攻めた。
「待って」
ユニが、呼吸のために二人の唇がほんの少し離れた一瞬の間に、ソンジュンに懇願した。
言葉を発音する為に唇を動かせば、動いた部分が相手の唇に触れてしまう。二人を隔てるのは、濃度が薄い空気だけだ。
「うん」
ソンジュンの声は甘い。
待ってと懇願する声色が、ヨンハが指摘した男らしさが皆無だったから、わずかに彼の中に残っていた彼女への怒りを消し去った。
それは、追い詰められた子犬のような庇護欲を煽りながらも、媚びを滲ませた、女人の声だった。
ソンジュンの返事のための唇の運動も、ユニの唇を押した。
彼は、うん、と言いながら、彼女の体を床に倒した。



「……せっかく、着替えたのに」
ユニは突然始まった秘め事に戸惑い、なんとかソンジュンを思い止まらそうと言葉を捻り出した。
「そうだな」
彼女を翻弄せんと強引に事を進めていた男は、両肘を床について、まっすぐにユニを見下ろした。
ゆるりと視線を動かす彼の双眸は、視姦していることを隠すつもりもないらしい。
熱の篭もった眼差しが、彼女の皮膚にも熱を呼び起こす。
紅が、彼の口の端からあごにかけて、広く赤く染め付いていた。
それに気付いたユニの体中の皮膚がぞくりと泡立つ。
彼はいつも落ち着いた顔をして、今だって自分だけ冷静な顔つきなのに、口元は彼女の唇から移った紅で汚れている。
乱れた顔が艶然で、与えられた接吻よりも性急にユニを欲の深淵に誘い、彼女の敏感な部分に熱が生まれた。
彼女はもどかしくなって、内腿を擦り合わせる。
下衣が皮膚を掠って刺激になり、小さな口から甘い呻き声が漏れた。
この世で一番に愛おしい人の前で、一人で高まってしまう体を恥じて、彼女は身を捩った。



ソンジュンは薄く笑った。
「まだ僕は待たなくてはいけないのか」
ユニの頬に手を当てると、彼女は、まだ待ってと首を振った。
こんな風に物欲しそうに頬を薄紅色に火照らせながら、しかし欲をひた隠そうとするから、彼女の何もかもを奪いたくなった。
彼女が命を維持するための呼吸すら、己が制したい。
ソンジュンが、息を吹き込むように彼女の唇を塞ぎ、仰向けになったユニのチマの上から、もぞもぞと擦りつけている腿を撫で上げると、艶めいた声が、二人が合わせた唇の隙間から細切れに零れた。




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【関連作品】

【作品名】果実の誘惑《大人》

【テーマ】 成均館スキャンダル二次小説  ソンジュン×ユニ  大人小説 

2014/10/31 Fri. 14:18  tb: 0   コメント: 0

【成均館 二次小説】(大人小説)果実の誘惑 - 6(感謝企画)  

成均館スキャンダル連載

大人小説です。ご注意下さい。

- - - - - - - - 


チョゴリの紐を引き抜こうとしたソンジュンの手を、ユニが握った。
「背中が、痛い」
肩甲骨が床を押すたびに、骨が圧迫されるように痛んだ。
ソンジュンは、覆いかぶさっていた体を起こして、ユニの左側に、片膝を立てて座る。
眼下の彼女は、息を弾ませていた。
額に張り付く一筋の湿った髪を、彼の細い指がなぞる。
彼女の頭上に巻きつけられた加髢(カチェ)は、崩れそうだ。
ユニは仰向けのまま、加髢の大きな三つ編みを左肩に寄せた。
「あっちに行こう」
薄い扉の向こうの続き間に、布団があるはずだ。ここは、そういう店なのだから。
ソンジュンの両手が、ユニの脇下に入り、彼女の半身を持ち上げる。
「うん」
二人は隣の部屋に移動するのももどかしく、座ったまま再び唇の奥を探り合った。



「開けてもよろしいでしょうか」
部屋の外から、女人の声がした。
「イ・ソンジュン様、キム・ユンシク様、よろしいですか?」
恐らく、酒の追加の確認だろう。妓生が扉の向こうでこちらの気配を伺っている。
妓生の声を無視して進む愛撫に、だめ、とユニの惚けた手がソンジュンの肩を力なく押すが、ソンジュンの柔らかな舌は、彼女の火照った舌を離さなかった。
「イ・ソンジュン様?キム・ユンシク様?」
三度の催促で、ソンジュンの唇がやっとユニから離れた。
「今行きます」
ユニの首筋に顔を埋めて、はあ、と落胆の息を吐きながらソンジュンが返事をする。
彼女は、立ち上がろうとする彼の肩を押さえた。
「ちょっと待って」
右手の人差し指と中指、薬指の三本の指の腹を、卓の上の酒で濡らした。
それから、濡れた指をソンジュンの口元に撫で付けて、広がった紅を拭った。
乾いている左手の親指で皮膚の上の酒を拭き取ると、白い肌が戻る。
これで大丈夫と見上げると、彼の貪欲な視線とぶつかった。
ユニが、立ち上がったソンジュンの人差し指と中指の付け根に、彼女の人差し指を絡めて、やっぱり行かないでと引き止めた。
彼の、あからさまな男の欲を孕んだ瞼と、触れずとも空気を伝って体の内に流れ込んでくる熱い体温に、彼女はあっさりと陥落した。
外にいる妓生だって、きっと、彼に抗えなくなる。
「行かないと扉を開けられそうだ」
ソンジュンの指が、するりと外れた。



扉を薄く開けて、酒はいらないとソンジュンが告げると、妓生はあっさりと納得した。
「妓生を呼びました?」
「いえ、僕とキム・ユンシクしか居ません」
彼女は、そういうことにしておきます、と彼の胸元に手のひらを乗せた。
彼の単衣の左襟がわずかに歪んでいた。
妓生が口の端に笑みを乗せながら、襟を正す。
ソンジュンが慌てて体を後ろに引いた時には、もう、彼女の手は扉に掛かっていた。
扉が締まるやいなや、彼は、貫抜を差し込む。これ以上、誰かに邪魔をされるのは嫌だった。
これでユニの体に集中できると部屋の中央を振り返ったら、卓の傍に彼女がいない。
代わりに、続き間の扉がわずかに開いている。ゆらゆらと揺れるろうそくの灯火が扉の隙間から漏れていた。
箸で歯を刺激しただけで己を籠絡した少女の、しっとりと吸い付く肌を早く味わいたい。
大きく扉を開くと、その向こうで、彼女は拗ねた目で彼を見上げた。
「何を話していたの?」
「酒はいらないって、言っただけだ」
大きく広がったチマの中央からユニは睨んでくるが、甘えを含んだ視線は迫力がない。
「焼き餅?」
「違う、けど」
ソンジュンは、悔しそうに俯く彼女の脇をすり抜けて、部屋の隅に重ねてある布団を敷く。
「ユニ、こちらへ」
恥ずかしいのだろう、彼と目を合わせずに布団に座る彼女の腰を抱いて引き寄せた。
「まだ、言ってなかった。綺麗だ」
チョゴリの隙間に手を差し入れて、背中の柔らかい肌を探りながら、ソンジュンは囁いた。
こんな時に、ずるい。ユニの抗議は彼女の喉から漏れる掠れた甘声に先を越され、彼には届かなかった。




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【関連作品】

【作品名】果実の誘惑《大人》

【テーマ】 成均館スキャンダル二次小説  ソンジュン×ユニ  大人小説  一ヶ月感謝企画 

2014/11/01 Sat. 18:40  tb: 0   コメント: 0

【成均館 二次小説】(大人小説)果実の誘惑 - 7(感謝企画)  

成均館スキャンダル連載

大人小説です。ご注意下さい。

- - - - - - - - 


発酵した酒と彼女の甘い香りが混じりあい、熟れた果実のようにユニの全身から匂い立つ。
ソンジュンは、この酩酊しそうなほど濃厚な空気が纏わりつくせいで、衝動に押されるように、チョゴリの下の、晒の結び目を掴んだ。
不器用に晒を下へ落とす。
ユニの腰に白い晒が溜まったが、彼はそれを性急に引っ張って床に投げた。
「蝋燭を消して」
「うん」
先ほどから、彼は肯定の返事をする。しかし、彼の手は止まらない。
ユニは、薄布に透ける双丘を見せまいと両腕を胸の前で交差した。
「明かりを消してよ」
湿度を多分に含んだ声は、睦言にしか聞こえなかった。
ソンジュンが腕を交差させたままの彼女の腰を引き寄せて己の体重をかけると、彼女の体はいとも簡単に布団に倒れこむ。
「威勢のいい君は、どこに行ったんだ?いつも、僕をからかうだろう?」
ユニの耳に唇を寄せて意地悪く言うと、彼女の腕はますます固くなった。
しかし彼は、どんなにユニに懇願されても、明かりを消すつもりはなかった。
暗闇の享官庁(ヒャンガンチョン)では、手のひらの感触と互いの息遣いを頼りに体を寄せ合ってばかりで、彼女の瑞々しい肌を目でじっくりと味わったことがない。
ここなら、彼女の秘密を守りながら、誰に憚らずに原始的な衝動をぶつけられる。
ソンジュンは、ユニの腕を掴んだ指に力を込めた。
「今度から、君が僕をからかったら、こうやって仕返しをすることにしよう」
強引に彼女の腕を胸元から退かせて、薄布の下の柔らかい丘を眼下におさめる。
チョゴリの布の下に手を忍ばせて形がわかるように撫でまわしたら、ユニの体が跳ねた。
彼女は、ひどいと言いたげに彼を睨むが、退かされた腕は戻さなかった。
彼女もまた、いつもの急くような重なりと異なる空気に、酔ってしまっているのだろう。
「チョゴリの紐を外すよ」
仕返しが気に入ったソンジュンは、わざと、これからしようとすることを音にした。
するりと紐が外れてチョゴリの合わせが左右に落ちると、ユニはソンジュンの首に抱きついて胸を隠した。



「……私も、仕返し」
ソンジュンは、耳朶をユニの唇で食まれて、彼女の体の上に崩れ落ちそうになった。
じんじんと疼く耳朶への刺激は、頭の端っこに残った理性をしびれさせ、体の奥の重い塊は、年輪のように、一回り、また一回りと大きくなっていく。
堪らずに呻き声を上げると、その声に呼応したユニのか細い声が、細波のように長く漏れて、彼の鼓膜を震わせた。
ソンジュンには、もう彼女を言葉で煽る余裕がなかった。
さっとチマの裾を上へたくし上げ、幾重にも重なった彼女の下着を一気に脚から引き抜いた。
身をよじろうとする彼女の足を広げて、動けないように自らの体を間に滑り込ませる。
膝立ちで道砲や上衣を床に脱ぎ捨てた。
少し高い位置から見下ろすユニは、柔らかい二つの丘と、無理やり開かされた腿の奥をしどけなく晒してる。
彼女は、自由になる上半身だけ隠すようによじったが、彼の視線を避けるように逸らした両の瞳は、誘うように赤く潤んでいた。




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【関連作品】

【作品名】果実の誘惑《大人》

【テーマ】 成均館スキャンダル二次小説  ソンジュン×ユニ  大人小説  一ヶ月感謝企画 

2014/11/15 Sat. 00:34  tb: 0   コメント: 2

【成均館 二次小説】(大人小説)果実の誘惑 - 8(感謝企画)  

成均館スキャンダル連載

大人小説です。ご注意下さい。

- - - - - - - - 

ソンジュンの手は大胆にユニの体の上を這った。
ユニは、右手の甲を口に押し当てる。
ユニの体を何度か抱いた彼は、彼女の弱点を頭に叩き込んだらしい。
柔らかい舌で、早くもつんと上向いてしまっている、ふっくらと盛り上がった胸の先端を捏ねられ、同時に、長い指が潜り込んだ部分も絶え間なくかき混ぜられて、ユニの全身は湯気が立ち昇らんばかりに火照った。
内腿の奥は、少し遠慮がちに指を差し入れられた瞬間から、一つの抵抗も示さなかった。
ユニの左手は、あっさりと迎え入れてしまった体を恥じて、初めこそ羞恥で彼の肩を力なく押していたが、今は、なんとか正気を保とうと、布団を握りしめている。
湿度が益々上がっていく呼吸が、唇と手の甲の間から、嗚咽のように不規則に溢れる。
まだ下衣を脱いでいないソンジュンが、高まった部分を押し付けた。
内股に感じる、布越しのそれが、欲の端っこに引っかかっていたユニの正気を、簡単吹き飛ばす。
堪らず、おねがい、とユニは強請った。
彼女は、我ながら早急だ、と思う。
だが、彼の愛撫に煽られて生まれた、体の中で渦巻く熱を、ぐずつく奥の疼きを、早く開放して欲しかった。
「もう欲しい?」
ユニは頷きながら、おねがい、と繰り返す。
だが、彼は、そこをかき混ぜながら、体中に接吻を降らせるばかりで、彼女の欲しいものを与えてくれなかった。
「声を聞かせて」
ユニは嗚咽の中で、いや、と抵抗した。
「ここは、そういう場所だ」
そう囁かれると、蝋燭の炎が明るく揺れる部屋で体を差し出す自分は妓生のようだと、彼女は自分自身の大胆さに困惑する。
畳み掛けるように
「ヨリム先輩も、お溢れをくれと言っていただろう」
と言われて、彼女は、いや、とまた抵抗したが、その声は極まったかのような悲鳴だった。
快楽に溺れる本能を晒すことを、たった一人だけに許したはずなのに。
他の誰かに知られてしまっているかもしれないという羞恥が、彼女に新たな熱のうねりを与えた。
絶えず刺激されていた奥から指が引き抜かれて、温かい唇がそこを吸い取る。
一度上げてしまった悲鳴は、止まらなかった。
口を押さえていた右手はソンジュンの肩を掴み、甘い悲鳴は、徐々に声量を上げる。
敏感な部分を舌で突かれて、彼女は達した。



ソンジュンは下衣を脱ぎ捨て、ユニの息が整うのを待たずに、申し訳程度に体を覆うチマとチョゴリを取り払うと、己の熱を彼女の中に埋めた。
待ちわびた刺激を与えられた彼女は、けれどそれを享受する余裕がない。
再び襲った大きな波をやり過ごすことも出来ず、艶声を漏らす口を丸めた手で頼りなく押さえた。
ひときわ敏感になったユニの中は、体を震わすたびに彼を締め付ける。
ソンジュンは、彼女を気遣って、暴走しそうになる体をすんでのところで押し止めた。
「もっと声を聞かせて」
感じ過ぎて苦しいのだろうか、ソンジュンが口を押さえる手に触れたら、それはいとも簡単に布団に落ちた。
「こんなところで」
恍惚とした感覚に身を委ねて、すっかり溶けた体をソンジュンに預けているくせに、ユニはまだ首を振る。
「こんなところ、だから」
ソンジュンは、彼女の額に触れるだけの接吻をした。
妓楼で事に雪崩れ込むという大胆な行いがユニを高ぶらせているのか、いつもより柔らかい彼女の体が愛おしかった。
こんな風に、生めかしい場所に煽られて熱に浮かされる彼女の艶容を、一つも零さず味わいたい。
彼は、ユニの、いじわる、とやっとのことで吐き出した言葉を、接吻で飲み込むと、ゆっくりと腰を回した。
荒波に翻弄されまいと、ユニはソンジュンの首に両腕でしがみつく。
同時に彼女の奥が、彼をぎゅっと締めつけ、ソンジュンは、苦しそうに眉根を寄せ歯を食いしばった。
ちょっといたずらを仕掛けたつもりが、ユニの熱に簡単に絡み取られてしまい、歯止めが効かなくなる。
「ごめん。動くよ」
ソンジュンが奥へと体を進めるたびに、腕の中のユニは彼の動きに合わせて力なく揺れた。
この世界で頼る所はソンジュンしかないと言わんばかりに己に縋る彼女への愛しさで、溺れそうになる。
彼は、もう何も聞こえなかった。
静寂の中で彼の耳に届くのは、首に絡まるユニの嗚咽と、二人が動くたびに生じる湿った摩擦の音だけだ。
夢うつつになりながら、彼は欲望の深みに沈み込む。
ユニが一際高い声をあげて崩れ落ちた。
くったりと弛緩した背中を腕で受け止めて、ソンジュンもユニの上に倒れ込んだ。




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【関連作品】

【作品名】果実の誘惑《大人》

【テーマ】 成均館スキャンダル二次小説  ソンジュン×ユニ  大人小説  一ヶ月感謝企画 

2014/11/16 Sun. 01:43  tb: 0   コメント: 2

【成均館 二次小説】(大人小説)果実の誘惑 - 最終話(感謝企画)  

成均館スキャンダル連載

大人小説です。ご注意下さい。

- - - - - - - - 
ユニの鎖骨に顔を埋めたソンジュンを、ユニの両腕がそっと抱き締めた。
「ごめん、重いだろう」
ソンジュンは、体をずらしてユニの隣に仰向けになり、擦り寄ってきた彼女の頭を左腕に乗せる。
恥ずかしそうに目を伏せたユニの頬を右手で撫でると、なお一層羞恥を募らせた彼女は、ぎゅっと目をつぶった。
いつも、彼女を抱いた後は、忙しなかった。
享官庁で、世間の目から逃げるように暗闇で愛を確かめ合って、そそくさと中二房に戻った。
彼女はソンジュンしか知らないのに、硬い木を背中に受けて、ぶつけられるソンジュンの熱にしがみつく交わりしか、与えてやれない。
「疲れた?」
「うん」
上等な布団の上で横たわっているユニは、綺麗だった。
赤みを帯びて濡れたように光る唇、首筋から胸にかけて汗で蒸気する肌。
火照った頬は柔らかそうに盛り上がり、繊細な睫毛が下瞼に長い影を落としている。
とろりと開かれた瞳は、まだ冷め切っていない熱をソンジュンに向けた。
彼女はいつもこんな表情をしていたのかと、ソンジュンは、初めて見るユニの様相に釘付けになり、一寸前の、疲れたか問うた君子らしい配慮は、頭から消えてしまう。
ユニは、仰向けになったまま、掛け布団を脇までたくし上げて体を隠しながら、細い指を床に辿らせて肌着を探り出した。
「ユニ、まだだ」
今夜はゆっくりと愛したい。
ソンジュンは、肌着を探して床の上を動く彼女の手をぎゅっと握る。
「え?」
「まだ、帰らない」
でも、と反論を試みた唇に、ソンジュンは指を這わせた。
「朝、人定(インギョン)の鐘がなったら、成均館に帰ろう」
「寝かせてくれないの?」
「明日は休みだ。あとで好きなだけ寝ればいいじゃないか」
「庠儒(サンユ)イ・ソンジュンが、昼間から寝るって言い出すなんて思わなかった」
「僕をそう仕向けた君は、傾城の美女だな」
困ったように視線を泳がせたユニの耳元に、ソンジュンは唇をそっと寄せた。
せっかく布団があるのだから。
さっき、仕返しと称して言葉を紡いだら彼女の肌が泡だったのを思い出して、またわざと、いつもと違うのだと顕示する。
案の定、ユニは目の淵を潤ませて首を振り、煌々と光を放つ行灯を見やった。



まだ溶けたままのユニの肌は、覆いかぶさったソンジュンの指の形に沿って、従順に窪んだ。
ソンジュンが解放したばかりの奥に触れると、ユニは小さくため息を漏らし眉をひそめる。
「辛い?」
「うん」
彼女の両目は、行灯をじっと見ていたが、ソンジュンはそれに気付いていて知らない振りをする。
そして、彼女が纏ったばかりの布団を下へ滑らせて、ろうそくの灯火で浮かび上がる、豊かな曲線を描く体を見つめた。
体を縮こませたユニは、ソンジュンの左脇にするりと入り込み、ユニに押されて横向きに寝転がったソンジュンの胸に、顔を押し付けた。
ソンジュンは左肘を立てて頭を支え、怠惰な動きで背中から腹へ、腹から背中へと右手を這わせた。
時折その手は経路を変えて、胸の肌まで回ったかと思えば、内腿を掠め、後ろの二つの丸い部位を通る。
その度に小さく跳ねる体は、ソンジュンの右膝によって、容易に二つに割られた。
向かい合ったまま、好き勝手に触れる男の膝を両足で挟み込んだ状態で、それでもユニは顔を隠した。
ソンジュンは無理強いせずに体を撫で続け、彼の肌に掛かるユニの息が徐々に強くなり、喉の奥から頼りない声が漏れ始めた頃、再び覆いかぶさった。
「もう、いいだろう」
ユニの二本の脚を割っていた膝を布団の上で滑らせて、仰向けになった彼女の敏感な部分に入り込む。
ユニは惚けた両腕を、ソンジュンの首に回した。
緩い両腕の輪は、ソンジュンが中に進むたびに、力が篭もる。
ユニの腕に導かれて、彼女の首に顔を埋めたソンジュンの鼻先に、蒸れた少女の匂いが充満した。
彼女は、甘い芳香を漂わせる蜜を、全身から滴らせているようだった。
蜜がソンジュンの肌に染みこんでいく度合いに比例するように、生々しい波が彼を飲み込み、肌の表面に張り巡らされた神経が、彼女の動き一つ一つに呼応する。
「好きだ」
ソンジュンがうめき声ととも告げた言葉は、彼の作る熱に翻弄されているユニには届かない。
彼は、ユニの頬に接吻をして、既に彼女が溺れている甘美な快楽を追いかけた。

(*)人定(インギョン)の鐘……夜10時に通行禁止の鐘がなり、朝四時の鐘で解除された。




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2014/12/11 Thu. 21:12  tb: 0   コメント: 0

【屋根部屋 二次小説】(大人小説)ファッションモンスター - 6  

屋根部屋のプリンス連載

大人小説です。ご注意下さい。

- - - - - - - - 

『明日の朝までチョハとごゆっくり』
パク・ハの手のひらで上を向いている携帯電話が、あっけらかんと際どいメールを表示させている。
音を立てずにパク・ハに歩み寄ったイ・ガクは、画面に目を落とした。
は、と短く息を吐き、上を向く。
両腕を腰に据え、足を肩幅に開き、天井を睨みつける様は、この状況下でも臣下の反乱に腹を立てる王世子そのものである。
部屋には白シャツ一枚だけを身に纏う女と、その恋人が二人きり。女の背中にはベッドが陣取る、この状況下で。
パク・ハは、携帯電話を脇腹に寄せる。
彼女の手の甲を覆うシャツの袖が携帯電話の画面もすっぽりと覆った。
「き、着替えるから、部屋から出て」
だが、イ・ガクは天井を睨みつけたままだ。
パク・ハは、裸足の足を静かに床に滑らせた。
まず、右足を後ろに。そして左足を。
一歩下がり、完全に俯いた彼女の視線の先には、露わになった膝と上に伸びる白い太腿、それに太腿を覆うシャツの裾が、肌に触れそうで触れずに揺れていた。
「出て行ってってば」
チサンのメールが示唆する“ごゆっくり”に翻弄されたパク・ハの心に、イ・ガクは気づいているのかいないのか、推し量れない。
二度の懇願にも微動だにせず、そこに立っている。
パク・ハは、上唇を下唇で噛み、揺れるシャツをただ眺めた。
退室を乞う己の声は、早くも甘い色を宿している。
「着替えて、返事も、しなくちゃ」
脇腹にあてた右手を顔の前に持ち上げると、腕にそって裾が滑り落ちた。
親指を硝子の鏡面に滑らせ、もう一度チサンのメールを画面に呼び出す。
しかし、親指がキーボードに触れる前に、イ・ガクが、携帯電話ごとパク・ハの手を掴んだ。
「こちら衣のほうが、よほど誘っておる」
耳の中に吹きこまれた声に、パク・ハは両肩を縮こませた。



ベッドに倒れ込んだ刹那、イ・ガクはパク・ハの呼吸を奪うように唇を合わせた。
やだ。待って。
喉の奥の言葉は、イ・ガクの舌にさらわれた。
携帯電話はシーツの上を滑り、それを握っていた右の指は、今、イ・ガクの黒い髪の束に差し込まれている。
イ・ガクの性急な恋情が、パク・ハの喉を埋め尽くす。
声を出せなくなった喉の代わりに、頼りなく髪を引く手に沿って、イ・ガクは唇を離した。
けれど、パク・ハが狼狽えた唇で酸素を吸い込む間もなく、イ・ガクの舌はパク・ハの顎をなぞる。
高く上がった甘い声を、パク・ハは恥じた。




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2016/02/02 Tue. 17:37  tb: 0   コメント: 4

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